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王太子ルートの悪役令嬢ヘレナside②

マクシミリアン様からのお手紙には、私の訪問を快く受け入れてくださる旨が記されていました。

その内容を確認した瞬間、胸が高鳴り、思わず顔がほころんでしまいました。

すぐに王宮へ向かう準備を整え、いつもより少しだけ気合を入れてお化粧してもらったのです。

彼にもっと素敵に見てもらいたくて…。


王宮に到着すると、そこにはマクシミリアン様が優雅にお迎えに来てくださいました。

その姿を見て、心臓が跳ねるような感覚を覚えながらも、礼儀は忘れません。


「ごきげんよう、殿下。お招きいただきありがとう存じます。」


いつもなら緊張してしまいそうな場面ですが、今日は思いきって堂々とお辞儀をしました。

私たちは薔薇が美しい庭でアフタヌーンティーをいただきながら、楽しい時間を過ごしていました。


突然、マクシミリアン様が不意に声をかけてきました。


「ねぇ、ランハート嬢。君は、俺が怖いかい?」


その質問に、私は一瞬言葉を詰まらせてしまいました。

どう答えるべきか、悩んでしまったのです。

しかし、すぐに思い出しました。

もしここで「はい」と答えてしまったら、私たちの関係は終わってしまう、と。

ゲームでのヘレナは、そうしてマクシミリアン様との距離が遠ざかっていったのを思い出しました。



だからこそ、私は強く心を決めて、彼を真っ直ぐに見つめながら言いました。


「いいえ、殿下。私は貴方様と、もっと親しくなりたいですわ!」


そう、しっかりと目を見つめて伝えた瞬間、マクシミリアン様がほんのりと微笑み、喜んでくださったのがわかりました。

その表情に、私の胸はますます温かくなり、嬉しさが込み上げてきました。

親友の前では、前世からパワフルガールです

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