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思い出したっ!!!!!

よろしくお願いします!

乙女ゲーム「4人の貴公子と愛を紡ぐ~皆私に夢中で困っちゃう!~」、通称『愛ユメ』。

この世界では、主人公である平民の少女が、実は男爵の隠し子だったと発覚し、男爵令嬢として生きることになる。


彼女を取り巻くのは、国の王太子「マクシミリアン・オースティン」、次期宰相の「ランベルト・ロドリゴ」、王立騎士団長の息子「イーサン・ヴィクター」、そして4大公爵家筆頭の長男「ベアテル・ランハート」の4人の貴公子たち。

それぞれのルートでは、攻略対象の婚約者である高貴な令嬢たちが、婚約者に近づくヒロインを容赦なく蹴散らし、最終的にはヒーローが彼女たちを断罪する。そうして、ヒロインは運命の相手と結ばれるのだ。


前世の私は、日本に暮らすごく普通の女子高生。

仲の良い友人4人で集まり、それぞれの推しルートを進めながら、ゲームを楽しんでいた。

そして、ついに全員がエンディングを迎えた日。お疲れ様会としてレストランへ向かう途中、私たちは大型トラックの横転事故に巻き込まれ──気づけば、この乙女ゲームの世界へ転生していた。


しかも、私が転生したのは推しであるイーサンの婚約者、悪役令嬢「アステリア・フローレス」だったのだ!


イーサンのルートは、こうだ。

彼は自主練習で負った傷を誰にも見せず、一人で耐えていた。そんな彼に、ヒロインが駆け寄り、懸命に手当てをする。その健気な姿に、イーサンは一目惚れ。

いつも明るく笑顔を絶やさないヒロインに惹かれていく彼だったが──やがて、婚約者であるアステリアがヒロインに耐え難い虐めをしていたと知り、婚約破棄を言い渡す。


絶望したアステリアは、単身でヒロインを殺しに行くが、そこに居合わせたイーサンに返り討ちにされ、命を落とす。

その後、紆余曲折を経て、イーサンとヒロインは結ばれ、物語は幕を閉じる……というのが、イーサンルートの結末だった。


……いやいや、待って。

私はそんなバッドエンドを迎えたくない!


鏡に映る自分を覗き込む。


「うん、美しい」


アステリアの髪は滑らかな銀糸のように輝き、瞳は深いワインレッド。

冷たく見えるかもしれないが、整った顔立ちはどこか愛嬌のある狸顔で、その美しさは誰もが認めるものだった。


──ならば、決めた。

この人生、絶対にイーサンと幸せになってみせる!


強く心に誓い、私は侍女を呼んだ。

最近多いのは「殺される前に関わらないようにする!」系統が多いと思います。

が、私がもしも転生したら逆にゲームの内容を駆使してトリコにするので、そういう系統の悪役令嬢物語を書くことにしました!!


いいね、☆マーク、コメントまってます!

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