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幕間

 ちょっと一休みしよう。


 わたしはさっき、朝食のパンとベーコンエッグを食べ終えたところだ。今はミルクティーを飲みながらファッジ(イギリスの伝統的なお菓子)を齧っている。窓辺に寄せた机から展望できる景色も、やおらに映え始めた。もうすぐ霧は晴れるだろう。

 忘れかけているかもしれないが、これはわたしにかけがえのないものをくれた、ある出会いの物語だ。

 約束の時刻までは、まだ余裕がある。ウェストミンスター宮殿の時計塔が、また、室内にある隋円形の壁掛け時計が出発の時刻を示すまで、続きを語るとしよう。


 秒針の刻む小さな音は、追憶を呼び覚ますリズムにもなる。

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