表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐食姫  作者: 野中 すず
10/49

1−10 天啓


 胎児が産声を上げたとき、遠く離れた街の孤児院で一人の子供が倒れた。


 七年前、この街の教会に捨てられていた赤ん坊。親も里親も見付からず、この孤児院で暮らしていた子供。


 その子供は一晩高熱に浮かされたが、翌朝には目を覚ました。

 周囲の人たちは、子供に昨夜の異変を説明した。


 ――いきなり倒れるから驚いたんだぞ。

 ――ベッドまで背負われて行ったのよ。



 子供は何も覚えていなかった。


 しかし、子供は目覚めたとき確信めいた何かを感じていた。


 自分がこの世に生まれてきた理由?

 

 大人たちがたまに口にする「運命」や「宿命」というもの?



 そのようなことを考えている間も、子供の脳内には未知の技術、知識が溢れ出ていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
RT企画から来ました。 1話1話の文量がSSと思えるほどに短く、またその短い文で引き込んでくる世界観、自然と次話を読みたくなる作品でとても良いと感じました。 話はとてもシリアスながらくどくなるほど重く…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ