表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界のありかた  作者: 三日坊主
第3章
30/33

27話:立ち上がる時

 人生って苦難が付き物ですよね。私なんかほぼ毎日です。

のらりくらりとゆっくり超えていますが、サノのようにガバっと立ち上がれないので羨ましかったりします。


また、後ほど(改)していきます。

 赤朔の表情にも気づかないまま、サノは考える。

 どうしからいいのかを_____。

 

 カッチャ・・・。


 服と呼んでいいのかわからない袴の裾にすがる思いで握ろうとしたとき、飾りばかりだと思っていた刀に手が当たった。


 (これは・・・。天羽が用意した男装の道具の一つ___。あ、なんか腹が立ってきた。)


 あの時の光景が浮かび上がった。

 ある家に、鎮座していた男装道具。

 さも、当たり前のように天羽が用意していたことを思い出す。


 (男装道具・・・そうだ。私は女で、天羽が勝手に用意していて・・・いやいやでも、私自身も男装するって宣言していたし・・・。あれ?でも、確かこれって天羽が私を勘違いして用意していたやつで・・・。ん?てことは、天羽は私が最初女装していたと思っていたってこと?あははは、そんなはずないよね?冗談に決まってるはず!!!!)

 

 さっきまでの恐怖はどこへやら、サノの心は今、天羽に対する怒りでいっぱいだった。

 もし、そのことを天羽が知ったら、喜ぶのだろう。


 『そんなに、わっちのことを思ってくれてたんかえ?ほぉほぉう!寂しがり屋さんやのぉ!!』


 (クソぅ!!天羽のお蔭とか思いたくないけどさ・・・なんか、落ち着いてきたな。)


 天羽に対する怒りの思いを打ち消すように、深呼吸を一つ。

そしてサノは、いまだに心配そうにしている赤朔にもう大丈夫だと伝える意味で微笑んだ。

 それに対して、赤朔は驚いたような顔をした。

 まさか、微笑むとは思っていなかったのだろう。


 (赤朔・・・悪かったな。でも、大丈夫だ。もう、自分を見失ったりしない。)


 サノの思いが届いたのか、赤朔はほっとしたような表情をして頷いた。

 

 サノは、舞台に目を向け、瞼を瞑る。

 外界からの音を全て聞き取れるように、神経を研ぎ澄ませた。

 そして、昔、実の父親が生きていたときに御まじないだと上げていた言葉を口にする。

 

 (ただの気休め・・・お父さんはそう言っていたっけ?)


 「我汝を戒める刃とならん。主よ我望み叶うること望むべし。我彼の者を救う者なり。」


 なんのために言っていたのか、これまでは分からなかった。

 ついでに、今だって分からない。

 だいたい、どうして父親の御まじないを思い出したのかもわからないというのに、勝手に記憶が呼び覚め、そして口にしていた。

 気付いたら歌を口ずさんでいた、というそんな感じだろうとサノはあまり深く考えないことにした。

 そして、きっといつか分かる時がくるといいなぁと気持ちを楽にした。

 

 「サノさん、その言葉・・・。どうして、知っているんスか?」

 

 赤朔は、唖然とした表情でサノを見やった。

 その表情をみてサノは不思議そうな顔をした。


 「どうしてって。お前こそこの言葉を知っているのか?」

 「だって、それは・・・護子が陰と戦うときにいう宣誓の言葉ッスよ。」

 「へぇ~。何か大事な言葉みたいだけど、俺にとっては、ちょっと意味が違うかな。なんせ、これは御まじないだからな。」

 「お、御まじない!?始めの一文で『戒める刃とならん』と言っているのにスか?」

 「うん?そういえば、そうだな。まぁ、気にするな。」

 「いや、気にするなって・・・。」

 「そんなことより・・だ。今すべきことは、コノハを!村を!みんなを助けることだろう!!」

 

 こぶしを作り、元気よく答えるサノに赤朔は肩をすくめた。


 「さっきまで、元気がなかったのに、いったい何があったんッスか。」

 「気にするところではない。」

 

 寧ろ気にするなというようにサノは、赤朔に背を向けた。

 赤朔は、そんなサノをみてため息をひとつ。


 「まあ、元気になったんならいいんですけど。」

 

 その言葉を聞きながら、サノはもう一度瞼を閉じた。

 

 


Sohvhg9e70uaofgjhadkgjnfoa9rt0r9utparjpfjgfpaoa-0-3ipjtpajp___


 

 耳障りな雑音(ノイズ)がサノの耳にこびりついた。

 しかし今度は、その音を受け入れた。

 瞼を開ける。

 視界に入るのは、真っ赤な水たまりの数々。

 そして、ヒトだったモノの一部がバラバラと散らばっていることに気付く。


 (目を逸らしていたから、見えなかった。見ようとしなかった。でも、今度は受け入れよう___受け入れるんだ。例え再び、逃げたとしても何度でも立ち向かってやる!)


 「改めて___赤朔・・・行くぞ。」


 サノはそう言い、腰から刀を抜いた。

 未だに、穢れを知らぬその刀は、見事に刃を輝かせていた。

  


 


 そして、サノは歩みを進めた。

 それに、続くように赤朔もサノの後ろから続く。



 Oahdofjoaiet:a:sodpfjipeiur0470534upaj-i@akfpajfj___


 

 ヒトの悲鳴すら聞こえなくなった空間に、ノイズと2人のヒトの足音が響き渡った。

 


 天羽だけで、コメディになります。

今回は、天羽の助け?により立ち直ったサノ。

次回、敵とご対面・・・と行きたいです。


あ。あっち側(地球)はその次らへんに投稿します。

久々に、亜樹たちが書けます。コメディ全開・・・で行きたいですねぇ~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ