入学はまだ遠く
今、僕達は、精霊学園の門の前まで来ている
周りを見渡すとか今日入学するために集まっている人達が沢山いた。多分だけど200人ぐらいはいるんじゃないかな。
僕は初めて入学するから多いかわからないな。
ヤバいぞ、僕、この人数が集まると流石に緊張するな。
そう思いながら全身でガクガク震えていると五葉が声を掛けてきた
「うふふ、まあ、お兄様緊張していらっしゃるのですか?」
そう言いながら五葉はさぞおかしなものを見るように見ていた。
「いや、逆に聞くけど五葉は緊張しないの?」
そう僕は五葉に聞いた
「緊張?何故、私が緊張する必要がありますの?近くにお兄様がいるに、お兄様ったらおかしなことをお聞きになるのですね」
真顔だった、正直そのセリフを聞いた僕の印象はこうだ、カッコよさ半分怖さ半分、声にして怖いと言おうと思ったが胸の内に止めることにした、まあ、流石に五葉に失礼だからな
「 それじゃ、行きましょうか。お兄様」「分かったよ、行こうか五葉」
そう言って僕達は入学式が行われるトレーニングルームへ向かった。
入学式のしおりを見た時にも思ったのだが何故、トレーニングルーム、そして、かなり広いし、何するんだろ?
そう思いながらトレーニングルームには今日入学するための人達が集まった。
さて、これから何が行われるのだろうそう思いながら思考放棄しようとしていると
「アー、テステス、みんな元気かー、私こそ、この学園の学園長を務めているアルカナ・フォン・アベルその人だ。今からみんなには最後の試験を受けてもらう」
最後の試験と聞いただけで雰囲気がざわつくには十分だっった
「嘘だろ」とか「資格があるだけで良かったんじゃないのかよ」とか反応は様々だ
「静かにしろー、今から皆には精霊召喚を行ってもらい、成功したものを合格、しなかったものを不合格にする
反論は認めんししたものは即ご退場願うだけだ、分かったなら、はいといえ」
この時のみんなの気持ちはただひとつ理不尽だこれしかなかった
ただ、はいと言わなければ即退場なのでみんな息を合わせて一言「はい」と言った。
「よしいい子達だ、私は嬉しく思うぞ」
「では、始めようか、精霊召喚を」
「やってやる、僕達は必ず生き残る、いくぞ、五葉」
「はい、お兄様」