エッッッッ!なサキュバスを召喚したつもりが、絵ッッッッ!なサキュバスが召喚された件
激しい雨風が窓を叩き、雷鳴が魔法陣の描かれた部屋を照らす。
そこにマントを羽織り、眼鏡をかけた男が佇んで居た。
「来た……遂に来た!この日がやって来ました!」
男は手に持った古めかしい本やスマホを見ながら現状を確かめていく。
「天気!今日は台風に就き悪し、ヨシ!時間!只今深夜2時の5分前、ヨシ!血を混ぜたチョークで描いた魔法陣!描き方、ヨシ!呼び出すサキュバスのイメージと設定!脳内補完、ヨシ!」
男が確かめている内容は、3年前に祖父の家を掃除した時に見つけた本に書かれていた召喚魔法の必要事項。
その光景を誰かが見ると、現代社会において今年30歳となる男が、何を悲しくてボロボロの本を片手にありもしない魔法の準備を進めているのかと思うのだろうが、実の所そうではない。
見つけた本は本物の魔導書であった。
掃除も飽きてきた頃に見つけたその魔導書。出来るはずもないと思いながら、興味本位で簡単に出来る小規模な魔法を試した所、それは確かに発動した。
何故そんな事が自分に出来たのか、何故そんな物が自分の祖父の家にあったのか、そんな疑問は自分が生み出した小さな光の前には些細な問題でしかなかった。
「まさか本当に魔法が使えるなんて思いもしませんでしたが……しかし、この手にした幸運!これで自分も理想の相手と童貞卒業デビュー!」
男は童貞であった。
女性との繋がりは今の今まで一切なく、かと言って風俗店に行くような度胸もなく。
理想は二次元、発射先はティッシュかオナホール。典型的な二次元オタク。
そんな男が魔導書を手に入れ、そこに記された理想の妖魔を生み出す項目を見つけた時、彼の人生に大きな夢が出来た。
男は3年の月日を費やし魔法の修行を行った。
仕事も修行の途中で辞め、社会立場的にも経済的にも崖っぷちになりながら夢を追い続けた。
その夢が遂に目の前で淡く光り始めた魔法陣の中で叶おうとしている。
「苦節三年。くぅ~疲れましたwこれにて人生も完結です!いや、寧ろ自分の人生はこれからだと言うべき!えー……他に何か注意事項は、まぁ良いでしょう。死ぬような事は書いてなかった筈、ヨシ!さぁサキュバスよ!我が血と魔力によって、彼方より呼びかけに応えて出でよ!」
魔法陣から発せられる光が強まり、直視できない程の光の柱と化した。
男が眩しさから目を反らすと、光の中から女の声が聞こえてきた。
「こんばんは、私のご主人様。私は貴方の忠実な下僕、貴方の望んだ淫魔。これからよろし……え、なにこの体?」
疑問符付きの言葉に、男は光が収まっていく魔法陣へと目をゆっくりと開きながら向ける。
「いやはや、自分の妄想力はエッッッッッッ!過ぎて本場のサキュバスすら驚かせる物でございましたか……絵ッッッッッッ!」
そこに居たのは着ている服の露出は高く、胸は確かに大きく見えるものの、子供向けの朝アニメに出てきそうなデフォルデザインのサキュバスだった。
それだけならまだ良かったかもしれない。まだ趣味の範疇とは少し違えど、まだニッチなエッチの需要がある見た目だった。
しかし、彼女は非常に平面なサキュバスだった。
「えっ、ちょ、絵ッッッッッッ!」
巨乳の様に見えるだけで見事なまでの真っ平。横から見ると見えなくなるぐらいのスリムを通り越した極薄ボディ。
「絵じゃん!!!!!!!」
触れば指先に凹凸と柔らかさは感じるものの、完全に絵。三次元に現れた二次元。言うなれば柔らかいパネル。
「どうしてなんだよおおおおおおおお!!!」
3年の月日が打ち砕かれた男は男泣きをしながら泣き崩れた。
召喚されたサキュバスも自分の奇妙な身体を触りながら顔を引きつらせている。
「なんなの、どういう事!折角呼ばれたのにこんな身体にするなんて!何か失敗でもしたんじゃないの!?このクソ童貞!」
文句そのままペラペラの足で突っ伏している男の腹を蹴り上げた。
「おうふっ!ペラペラなのに良いキック。いやしかし、クソ童貞は否定出来ないですが手順には誤りは絶対にありませんぞ!」
「そんな訳ないでしょクソ童貞の貴方が召喚主なんだから責任は全部貴方にあるのよ!」
「でもしかし……」
「ええい、貸しなさい!」
サキュバスが男から魔導書を奪って中身を見ていく。
「ええと……ちょっと貴方、どういう風に私の身体を考えて作ったの?」
「それはもう自分の妄想力をフル活動して最高至上究極のエッッッッッッチボディを頭の中に」
自信満々に答える男を見てサキュバスがため息をついた。
「はぁ……じゃあちょっと、その大層な脳内を紙に描いてみなさい」
「む?」
言われ男は手ごろな裏紙にペンで自分の思うサキュバス像を描こうとする。
描こうとした。
しかし描けない。
「うーむ、自分は絵描きではないですから行き成り描けといわれてもこの程度の物しか」
言って男は子供の落書きよりは多少はマシ程度の絵が描かれた紙をサキュバスに見せる。
それを見て、また大きくため息をついた。
「はぁ……まだクソ童貞の脳内の方がマシなイメージが出来ていたって訳ね。それで、何でイメージの鍛錬もせずに適当にやっちゃった訳?」
「いや、こんな事になるとは思わず……それに魔法の鍛錬だけで手一杯だったので……」
「召喚の際には召喚する者の強いイメージが大切だと書いてあるでしょう!」
「ですが、そこまでとは……」
「それでこんな身体にされたのよ!どうしてくれるの!」
「そう言われましても……」
なおもサキュバスは自分を召喚した男に文句を言おうとするも、完全にしょげてしまっている姿を見て舌打ちをして椅子に薄い体でドカッと座った。
暫くしょぼくれていた男は顔を上げて、前の前に座って足を組んでいるサキュバスに恐る恐る尋ねる。
「そのー、エッチって出来ます?」
「これで出来るとでも思ってんの?」
質問は睨みつけ付きで返ってきた。
サキュバスは口をあけて舌を前に出し、自分の指を口の中に入れようとするも、指は平面の口内に阻まれている。
その光景に男がガックリと肩を落とした。
男は3年間の努力が水の泡となってしまい燃え尽きている。
それをサキュバスはイライラを募らせ、持っていた男の魔導書を彼に投げつけた。
「そんなに嫌なら新しいサキュバスでも何でも呼べば良いじゃない!」
「……新しい?」
男は本を拾い上げながら尋ねた。
「そうよ、また魔力だって溜まるでしょ。それで貴方みたいなクソ童貞が好きそうな新しい子を呼んでしまえば良いのよ!」
その提案は単純明快な物ながら、燃え尽きていた男には考え付けなかったものだった。
「そうでした、その手がありました!召喚魔法が使えるほどの魔力を溜めるのは時間が掛かりますが、その時間を使って明確なイメージを創る練習を行い、それで再召喚を行えば万事解決!」
男の目に火が再点火された。
「そうと決まれば落ち込んでいる暇はありませんぞ!オタクの本気を見せてやります!ありがとうございます、サキュバス殿!」
言うが早いか深夜にもかかわらず男は買ったは良いものの、殆ど使っていない絵の教本がある筈だと走っていった。
「……新しいサキュバス……ふん、勝手にすれば良いのよ」
男が居なくなった部屋の中でサキュバスは一人、寂し気な目で床に放置された魔導書を見ていた。
数日が過ぎ、男は絵の鍛錬を行い続けていた。
「どうですか、写真からのトレースではありますが有名洋菓子店のケーキですぞ」
「……ふん、味見だけしてあげる」
そう言うと男がパソコン上で描いたケーキの絵にサキュバスが手を伸ばす。
するとパソコンの画面から平べったいケーキが取り出され、そのまま運んだ口の中へと入っていった。
「……ま、美味しいんじゃない」
「それは良かった。うむ、ちゃんと味のイメージも再現できるようになっておりますね。まぁ本物は自分は食べたことが無いので妄想の味ですが」
うんうんと男は自分の成長の成果に頷いている。
サキュバスが絵に干渉して物を取り出したり、取り出したものを食べたりすることが出来る事は、男が絵の練習をしている時に暇を持て余したサキュバスがその絵に手を伸ばした時に気が付いた。
最初は食べても何の味もしなかったとの事だったか、男がイメージを強く描きながら描くことで、今ではちゃんと味や食べた時の触感まで再現できている。
サキュバス自身は特に食事の必要がなく、男が幾つも料理を絵で作ってくれても当初は「いらない」と突っぱねていたが、最近は男の誘いに折れて男の絵の料理を食べるようになっていた。
「にしても熱心に続けるわね」
指の表面に残る食べ残しをサキュバスが舌で舐めとりながら話しかける。
「そりゃもう本気でやっておりますから!童貞を捨てれるその日まで!!」
「……そう」
やる気に溢れる男の顔を見てサキュバスが目を伏せたが、男はそれに気が付かなかった。
更に日が経ちサキュバスの所に何やら服を持った男がやってくる。
「どうです?先程魔法で作ってみたのですが」
渡された服をサキュバスが着てみた。
真っ平かつ普通の人間とは違う体形のサキュバスだったが、服は上手くその身体にフィットする。
「良い出来じゃない。でも、なんでこんな物を私に?貴方の魔力は新しいサキュバス召喚の為に溜めてるんでしょう?」
何故失敗作の自分に、魔力を浪費してまでプレゼントをするのかと疑問に思い、サキュバスは尋ねた。
「いやー、まだまだ立体物を創るのには慣れていませんから、その練習をと。それに女の子が折角いるのに毎日同じ服では悪いかと思いましてな。ちなみにその服はアニメ魔法少女ミルキーアリサに出てくるライバルキャラの子が5話で初公開した私服でしてそれが大きい大人達にドスンッとくるデザインでして、ちょっと写真を撮るのでポーズお一つ良いです?」
サキュバスの疑問に何も気にする様子のない男は簡単に答え、カメラを構え始める。
それを見てサキュバスは仕方なく、服の礼も込みで言われた通りのポーズを取ってあげた。
更に更に日が経ち、男はロボットアニメのフィギュアを魔法で自作できるほどに技量を上げていた。
「いやー、これは最新話で出てきた基地防衛用の火力特化の装備となっておりまして、この重装備を動かす為にこちらのケーブルで基地と直接繋げて運用しているのですが、最後に敵を打ち抜く為に基地全体が停電になって、打ち出された閃光と敵の爆発の光が起こるシーンは今年の一番の名シーンと言っても過言ではありませんな」
「ふーん」
もう慣れた男のオタクトークを聞きながら、また新しく貰った服を着たサキュバスが精巧なフィギュアを手に持つ。
「やればこんな事が出来るのに、なんで私の時はやらなかったのかしら」
「うぐっ、そればかりは何も言えないので黒歴史だと忘れてくれると助かりますぞ」
男は大げさにダメージを食らったように胸を押さえた。
それを見てサキュバスが肩を竦める。
「注意説明にちゃんと書いてあったでしょ」
男はその言葉に頭を掻いた。
「いやー、昔から注意とかありましても、ざっと危ない事とか書いてないかだけ見て、中々ちゃんとは読まないたちですから」
「え……じゃあ、今も?」
驚いた様子のサキュバスに男が首をかしげる。
「まぁ、再召喚の前に読み直そうとは思いますが、今は特に必要ないかと……」
「……そうね、召喚自体は出来る訳だし」
「ぬ?なにかありますかな?」
サキュバスの言葉に男が何か勘付いた。
「……何も、単にクズ童貞らしく注意散漫なんだなと思っただけよ」
「久々にクズ童貞と言われましたな」
「あら、もっと言われたかった?……それと、ちょっと思ったんだけど、今日は貴方の分の料理は私が作ろうと思うの」
「それマジであります?」
突然の申し出に男の中で勘付いた何かは吹き飛んだ。
「本当よ。元は貴方が家事全般も出来る理想の存在として作ってたしね。後で掃除とかもしておいてあげるわ」
「それは有難いのですが、いきなりどうして……?」
顔に?が浮かんでいる男の言葉を聞いて、サキュバスは少し顔を背けた。
「まぁ、日頃のお礼とでも思いなさいよ」
料理の出来栄えとは言うと、理想の料理人とまではいかなかったが、それでも誰かが作ってくれた料理という物はとても美味しく感じられた。
立体物を生み出す練習は終わり、明日が天気予報では丁度良い雨になると出ている。
男は明日に備えてベッドで寝ていた。
その横に魔導書を持ってサキュバスが佇んで居る。
サキュバスは持っている魔導書を開き、召喚時の注意事項のページを見つめた。
そのページを閉じ、魔導書を両手で持って力を入れずに少しだけ横に引っ張る。
古く脆い魔導書はそれだけでほんの小さく裂けた。
本格的に力を入れれば真っ二つに裂く事など容易だろう。それこそ、読めない程にバラバラにだって出来る。
サキュバスが平らな口を噛みしめ、魔導書を持つ手をどうするべきか悩んだ。
悩み、悩んだ結果、彼女は魔導書を破る事はしなかった。
魔導書を手放し、寝ている彼の頬にキスをして部屋を出て行った。
再召喚の当日の夜。サキュバスは召喚の部屋には居なかった。
呼んでも来ないままだったので、男はそのまま準備に取り掛かる。
「うーむ、先輩サキュバスとして新しい子に紹介したかったのですが……いやしかし、自分のせいでああいう見た目ですから、もしかするとそれを見られるのが嫌だったのかもしれませんな。うーむ、それを治す魔法を新しく作れない物でしょうか?」
準備は進み、描くべき魔法陣の形を確かめるために久々に手に取る魔導書を開く。
「さてさて、流石に複雑ですから間違えない様にと。そうだ、それと一応注意事項の欄も先に見ておきますかな。なになに……」
注意事項の欄を上から見ていく。
最初ざっと見た通り、失敗したからと自分に害があるような事はなく、単に召喚自体が成り立たないだけのようだ。
「特に問題はないようですね、失敗したのもイメージ力が足りなかった部分だけでありますし……あとは……」
注意事項の一つに目が止まり、男は立ち上がった。
「これは……これは!」
立ち上がり、サキュバスが居る部屋まで走る。
「これはどういう事ですか!」
膝を抱えて背を向けたままのサキュバスに魔導書を突き付けた。
そこには注意事項の一つとして、『召喚して使役できる妖魔は一体のみ』と書かれていた。
「これは……一体だけという事は……」
男の震えている声にサキュバスは背を向けたまま答える。
「……言葉の通り、貴方が新しく創るサキュバスと、私が入れ替わりで消える。それだけ」
サキュバスは務めて気丈に答えるも、薄い背中越しに聞こえる彼女の声は泣いている声だった。
「ですが……それでは、今ここに居るあなたは……」
「消えるの。元居た場所が何処かは知らないけど、そこに魔力だけ返って、私は居なくなる。でも別に良いわ、私はそれでも」
「ですが……」
「良いって言ってるでしょ!」
男の言葉にサキュバスは叫んだ。
「私だってこんな失敗した身体ではもう過ごしたくないの!それに、貴方だって早く新しいサキュバスを呼んで、その子とやりたいんでしょ!その為に今までやって来たんでしょ!」
サキュバスの荒げた怒声に男がたじろぐ。
手に持った魔導書と、サキュバスの背とを何度も視線が泳ぐ。
召喚の時間は迫っている。
ここを逃せばまた条件が揃うのは何時になるかは分からない。
悩む男の様子を感じて、サキュバスがまた怒鳴り声をあげる。
「さっさと行きなさいよ!私はもう良いの!満足してるの!だから……早く、行きなさいよ……このクソ童貞!!」
自分を後押しするようなその言葉。
それを聞いて男の中で決心が付いた。
「おおおおおおお!!」
男が叫ぶ。
そして、ビリビリッと、部屋の中に紙束が破れる音が鳴った。
「……え?」
振り向くサキュバスの前で、男が何度も何度も魔導書を破り捨てていく。
「こんなもの!こんなもの!こんなもの!よし、完全破壊完了!」
男はバラバラに引き裂いた魔導書だったものを、満足げに床にバラまいた。
その様を見て、サキュバスが驚きに口をパクパクとさせている。
「貴方、何で、そんな」
サキュバスに聞かれと男が頭を掻く。
「いやー、これが一番良いかなと思いまして」
「そんな訳がないでしょ!」
男の言葉にサキュバスが跳ねるように立ち上がった。
「貴方は何をカッコつけてるのよ!?貴方は新しいサキュバスと仲良くすれば良いじゃない!こんな失敗作じゃなく!クソ童貞の癖に!」
「そうです!自分はクソの様な童貞です!」
畳みかけるように怒鳴るサキュバスに男が言い返した。
「既に30代に突入し、恋愛経験など一度もなく、最近他の女性と話した記憶などコンビニで店員と会話した程度しかないクソ童貞です!ですが、いやだからこそ!」
男がサキュバスに詰め寄り、その薄く、それでいて体温の温もりと人肌の柔らかさを感じる肩を掴む。
「優しくしてくれた女性には惚れこんでしまうのです!自分はあなたの事が好きです!消えて欲しくないと思う程に!」
突然の直球真正面の告白だった。
「え、でも、私なんてこんな身体だし……貴方がしたい事を殆どさせてやれないし……」
「それがどうしたものですか!」
「はいっ」
男の剣幕にサキュバスが押される。
「自分はあなたが好きです。あなたの性格も身体も自分が思い描いた理想とは違います、しかし、あなたと過ごすた日々は最早自分から切って離せるような物ではなくなりました。それなのに、消してなるものですか!それでも嫌だとあなたが言うのなら」
たじろいで逃げようとするサキュバスの肩を引き寄せた。
「力尽くであなたの初めての男になってやりますとも!」
男の目は本気だった。
サキュバスは男の目を見て、彼の本気具合を感じて目を閉じる。
目を閉じたサキュバスを見て、男もそれに応えるために顔を近づけた。
そして、
「ちょっと、鼻ぶつけないでよ」
「申し訳なし……」
「ま、良いわ。このクソ童貞♡」
鼻をぶつけて顔を上げる男の首にサキュバスが手を回し、顔を上げて、背を伸ばした。
「……で」
あの日から、数日が経っていた。
相変わらずペラペラのサキュバスの手には、テープと魔法で修復された魔導書が握られていた。
「なに未練がましく直してんのよ!!」
怒りそのままに男の股間を踏みにじる。
踏んで踏んで力任せにペラペラの足でイチモツを踏みまくる。
「ああ、止めてくだされ!これには深い訳が!」
「うっさい!手でならイケるのでは?とか言ってあれから散々やって昨日もやらせたくせに!問答無用、イッテ果てろクソ童貞が!!!!!」
「ああ!新しい扉が開く~!」
やれやれ僕は射精した。