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序章
「はぁ、はぁ。ふふっ、俺、生きてる。」
●虫ペダルの誰かさんのまねをしている自転車競技部の男子高校生が名神高速道路の上で自転車をこぎながら言った。
今回のインターハイは最後の日の山以外全部高速の上で行う。
なので、選手がそこの高速上りを走っているあいだ高速下りの2車線が1車線ずつ上りと下りに分けられる。
そして1,2日目のゴールはどこかのICだ。
中略
神奈川県横浜市ー数多くある人口密集地の一つである。市内には中華街もあり、交通の便も新幹線や東海道本線、東名高速、首都高湾岸線等があり、大変便利である。
そこから四百五十キロメートルぐらい離れた都道府県で一人の少年が自転車に興味を持つようになる。
大阪府大阪市東淀川区のある家で。
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