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暁に棲む  作者: 水街 つみき
30/45

21.2

人は一人だと思っていた。

そうだから、この孤独も仕方のないことだと。


つまるところ、自分以上に大切なものはない。相手のための行動も、実は自分のため、例えば信頼をあげたいから、などが含まれる。だから、皆一人なのだ。


そう、思っていた。


だから、彼の自分よりも他者を優先させる姿には驚いた。

こういう人は、きっとどんなことがあっても一人にはならない。彼が愛するように、全く同じでなくとも周囲からの愛が少しずつでも集まり、彼を守る。

そんな気がした。


私は、自分の命より大切な存在がいないと思う。

おふさは大切だけれども、彼女はあくまで従者であり、本当は従者だから仕方なく私の側にいるのではないか、そう疑ってしまう時もある。


彼女がそんなそぶりを見せたわけではない。しかし、私のことを好きでなくとも側に仕える仕事なので、本心が見えにくいのだ。

私と離れた時間など、知らないし、そうやって比較がないので、本当に楽しいのか、など分からない。


本当は辛いだとか、そうあって欲しくないから生まれる不安ではあるが。


だから、私は永遠に孤独なのではないか。そんな気がしてしまう。


彼は、自分の命より子どもたちが大切なようだ。子どもたちは幸せ者だなと思う。きっと、これから先会えなくとも、子どもたちは彼のことを忘れないだろう。



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