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暁に棲む  作者: 水街 つみき
17/45

14.2

ふさは、まじまじと俺を見る。


「なるほど、今度は生きの良さそうなものということか。」

眺めて、一人納得しながら頷く。

そして、急に俺の顔を見て

「お前、歳はいくつだ。」と聞いた。


「はっきりしたことは、わからないですが、15くらいです。」

己の出自も乗れよく分からないのだ。誕生したのがいつなのかもはっきりしない。大方、15〜17くらいだとは思う。


「そうか、姫は14なので、歳が近いな。仲良くしてやってくれ。

ちなみに、襲おうなんて考えるなよ。お前の指が姫に触れる前に、その咽喉元が掻き切られるからな。」


冗談めいて言っていたが、嘘ではないのだろう。目の奥が笑っていない。

また、罪人に姫と仲良くさせていいのだろうか。自分は冤罪だとはいえ、姫に罪人と対峙させることは教育に良くないのではと思う。



「俺はどうなるのでしょうか。」

無理矢理連れてこられて、服も着替えさせられ、姫の御前に立つ。

果たして何の目的があってのことか。いい加減、詳しく聞いてもいいのではと、俺は言葉を発した。


縋るような目をした少年に、ふさは迷った。こいつにどこまで言うべきか。わからない、

さて、迷うなら反応を見ても良いな。ふさは、冷たい声で言った。

「お前は、殺されるんだよ。」


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