14.2
ふさは、まじまじと俺を見る。
「なるほど、今度は生きの良さそうなものということか。」
眺めて、一人納得しながら頷く。
そして、急に俺の顔を見て
「お前、歳はいくつだ。」と聞いた。
「はっきりしたことは、わからないですが、15くらいです。」
己の出自も乗れよく分からないのだ。誕生したのがいつなのかもはっきりしない。大方、15〜17くらいだとは思う。
「そうか、姫は14なので、歳が近いな。仲良くしてやってくれ。
ちなみに、襲おうなんて考えるなよ。お前の指が姫に触れる前に、その咽喉元が掻き切られるからな。」
冗談めいて言っていたが、嘘ではないのだろう。目の奥が笑っていない。
また、罪人に姫と仲良くさせていいのだろうか。自分は冤罪だとはいえ、姫に罪人と対峙させることは教育に良くないのではと思う。
「俺はどうなるのでしょうか。」
無理矢理連れてこられて、服も着替えさせられ、姫の御前に立つ。
果たして何の目的があってのことか。いい加減、詳しく聞いてもいいのではと、俺は言葉を発した。
縋るような目をした少年に、ふさは迷った。こいつにどこまで言うべきか。わからない、
さて、迷うなら反応を見ても良いな。ふさは、冷たい声で言った。
「お前は、殺されるんだよ。」




