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暁に棲む  作者: 水街 つみき
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目の前にたくさんの着物ががある。

しかし、全て他所の国の姫の物だという。こんな着物が欲しいと眺めることしかできない。


そして、目が覚めて夢だと気づく。

夢ならば、好きに着ても良かった。なんなら、貰っても良かったのだ。


しかし、そんな非常識な事はしない。夢だと気づかない以上は、自分が現実に同じ場面に遭った時と同様の動きしかできない。

つまり、自分の範疇は越えられないのだ。


だから、たとえ、非現実の中、ひいては無意識下であっても、自分の本来の姿からは逃れられないのではないか。



酩酊して、暴言を吐いたとしても、それは酒に言わされている訳ではない。

理性の柵が低いだけで、自分の範疇は超えていないはずだ。思ってもいないことが口をつくはずがないのだ。また、その暴言は、本音ということではないか。



ならば。

私の無意識下はどうなのだろう。

私が記憶をなくす時、辺りは血の海である。何も覚えていない。


しかし、夢や酩酊時と同じならば。


私は本質的な人殺しであり、無意識下では、人を殺したいと思っているということになる。


そんなことは、決して無い。

かぶりを振るが、なんと説得力の無いことか。


ただ、一つ言えることは、今の、この瞬間の自分は、誰かを殺そうとは思って無い。その事もまた、事実である。

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