5 隠匿された事後の結末 Ⅱ
『修復者』。
桃色の生徒会長の口から出た単語は、聞いたことがないものだった。
「じゃあ今から、『修復者』とは一体何か、から話していくよ。あ、質問を受け付ける時間くらいはあるから、何か気になった事があったらどんどん聞いてね!」
新入生四人は黙って頷く。よし、とそれを確認した花蓮は燎平達の知らない世界の事に触れ始める。
「『修復者』。修復者と書いてリセッター、って読むのね。…『修復者』とは、一言で言うと、『この世の不条理を修復す者』の事よ。ここで言う『不条理』とは、貴方たちで言う『怪物』がメインの意味合いになるんだけど」
「『怪物』……芯一先輩が呼んでいた『異怪』、の事でしょうか」
「イエス。正解よ暁君。その他にも私たちは『異素』、『異元』、『異跡』……と、オリジナルな用語を扱うけど、今はパパッとだけ説明するね。こういうのは習うより慣れろの方が適しているだろうし」
そう言い、花蓮はガラス状の長机に文字を書き込んでいく。よく見ると、花蓮の前の部分だけ何か白い四角形のようなものが表示されており、それと連動してか、背後にある大きな液晶のようなモノに花蓮の書いた用語の詳細が写し出されるという仕様になっているようだ。
『異怪』…異界から来た怪物。
『裏側』…世界に出来るモノクロの異空間。
『異素』…『裏側』内に存在する異なる元素、成分。
『異元』…異能の元、エネルギー。
『異跡』…異能の軌跡。超能力のようなもの。
これだけ書かれても、理解はできるがそれをうまく飲み込めるかは別の問題だった。正直そうなんだ、という感想くらいしか浮かばないのが普通である。
「まぁ、こんな定義みたいなのだけ書いたけど、要はこれらが私たちと貴方たちの一番の違いをたらしめてる主な原因ね」
「こう言えば分かりやすいんじゃないかなぁ。『異跡』は魔法で、それを使うのは二つの原料が必要。身体の外にあるのが『異素』で、中にあるのが『異元』。人が突然消えたのも、『裏側』に世界が切り替わったから…ってことで、どうかなぁ?」
芯一の付け加えた説明に一同がおお、と自然と声を上げる。
「流石ね、芯一君。貴方教師にでもなったら?」
「ハハ、まぁ視野には入れておこうかなぁ」
芯一がはにかむ中、来飛が核心に近い問いを投げる。
「え、じゃあなんだ、その『修復者』ってのが『異怪』って怪物をぶっ飛ばしまくる組織って事で良いのか?」
「確認と今までの事を纏めてあるいい質問ね、来飛君。貴方の質問に対する返答はイエス。私たちがそうしなければならないのはそうする必要があるから、と感じているからなの。まずは、そうね……その『異怪』が与える悪影響について、から話しましょうか」
各々の前に用意されているお茶を一口含み、喉を潤しつつ花蓮は話を続ける。
「突然だけど、新入生君たち。…生きていて、理不尽だ、不条理だ、って感じることはない?」
そう問われ、まぁ…と、燎平達は首を縦に振る。というか、もう今回の事件に巻き込まれた事自体が今の燎平の最大の不条理であるのだが。
そして、燎平は思い出す。全く同じ問いを、今朝がた…あのおっさんにも聞かれたという事を。
「うんうん。誰だってそうよね。皆それぞれ、大小は違うけれど抱える不条理はあるはず。私たちだってそう。……皆、それ相応の不条理を背負い込んでる」
ごくりと思わず、燎平は息を飲みこむ。最後の言葉だけ、彼女の言葉には今までに無かった重みを感じた。
「……もし、その不条理が、世にある数えきれないくらいの不条理が、彼ら…『異怪』の手によって引き起こされているとしたら?」
「な……ッ!?」
絶句した。うまく言葉が出てこない。
脳がその言葉の意味を咀嚼している間にも、情報は流れて来る。
「勿論、全部って訳じゃない。完全に運…というか、偶発的に起こるものだってあるし、『異怪』はそのきっかけでしかない事例だってある。…でもね、確実に、『異怪』が手引きしている不条理だってあるの。その規模によらず、ね」
「そ、それは……つまり………」
暁の声が震えている。その震えは、数秒後燎平達にも伝染する事となる。
「そう。仕事でのちょっとしたミスだったり、何か落とし物をしてしまった……なら、まだ可愛いほうなのだけど、厄介なのはそれに殺人や戦争、災害なんてのも含まれるって事なの」
「……ッ!?」
只でさえ情報の処理が追いついていないのに、さらにとんでもない事を口にする花蓮。
「あとこれはくれぐれも内密に、って事なんだけど……実際に起きた大きな例として記録に残ってるのは、フランスの百年戦争や第一次世界大戦、私たちに身近なモノだと関東大震災がそうね」
「……………………」
数秒、沈黙が続く。開いた口が塞がらないとは正にこの事である。
「…で、小さな不条理は勿論、そんな大きな不条理につながらないよう未然に阻止する、ってのが私たち『修復者』って訳!」
それを誇るかのように胸に手を当てる花蓮。分かった?と彼女に問われ、燎平達は無言のまま頷く。
「あ、そうそう。そこにいるアミュっちと、ここにいる私たち生徒会メンバー四人、それにここの校長…マーズさんと保健室のサッちん。一部の外部の人間をくくって、ここら辺の『修復者』なの」
「『修復者』は、薫達の他にも地域ごとにいるんだよ!勿論、規模はそれぞれで違うらしいけど!」
薫が補足で説明をつけ加える。先程の芯一や今の薫のように、花蓮の説明にちょいちょい他の生徒会メンバーが補足していくというのが彼らのスタイルらしい。
「そう、薫の言う通り、この日本には言わずもかな、世界規模で私たち『修復者』はいる。と言っても、存在自体が機密事項なのと、資金面の関係上あまり人数はどこも多くないらしいけどね…あ、ここまでで何か質問ある?」
花蓮の投げかけに対し、スッと一本手が上がった。
「お、暁君どうぞ」
「その、未然に阻止する…というのは、その不条理の元となっている『異怪』を打ち倒す、という解釈でいいのですか?それと、出来れば『修復者』の活動内容をもう少し詳しくお聞かせ下さい」
「了解。あと基本的にはその解釈で合ってるわ。いい?『異怪』っていうのは、所謂糸のもつれみたいなものなの。本来起こりえない、あり得ない事象を意図的に巡り合わせの糸に絡ませ、ほつれさせる。それが『異怪』。私たち『修復者』は、そのほつれを修復して、元の状態に戻す…リセットするのが主な活動内容ね。後は、『迷走者』…『裏側』に迷い込んだ一般人の救助も活動に含まれるわ」
これで大丈夫?と確認を取る花蓮に頷くことでそれを返答とする暁。暁以外からはこの時点で質問は出なかったため、あと何を説明するかで少し頭をひねっていた花蓮だったがその時間は短かった。
「……すいません。あと、もう一つだけ宜しいですか」
隣の燎平は気づく。彼の顔つきが今までにないくらい真剣な事に。どうぞ、と答える花蓮もまた、口の端を軽く引き締めていた。
「…僕たちが、ここにいる理由をそろそろ教えて下さいませんか?」
そう。薄々、燎平も勘付いてはいたのだ。今までその場の雰囲気に流され、彼らに任せていたがどうにも拭いきれない違和感が心の中にあった。
それを今、暁が丁度明確な形で言葉にしてくれたのだ。
しかし、花蓮とは別の声が彼女の返答を遮る。
「おうおう、見た目によらずせっかちなのかァ?そこの美丈夫さんよォ」
ドアがスライドすると同時、現れたのはあのおっさんだった。それに彼の後に続き、校長、副担任の祓間、幸が並んで会議室に入ってくる。
「待たせたな、アミュール。ここを任せてすまなかった」
「いえいえ。マーズさんもあんな事の後なのにお疲れさまです。それよりどうでしたか?校内の捜査」
「今んとこ目立った問題も痕跡も無し。だけど敵の侵入を許しちゃったから、そこの警備システムは見直すべきだろうねぇ、三十点だよ」
幸が愛海の問いに答えを返す。彼女の目も点検にかなり使ったのか、前見た時よりも少ししょぼしょぼしていた。
「あ!そこのアホ面、オイなんつったか…お前、り、り……りょ、あ、リョウスケ!」
「燎平だよ!」
再会してから数秒も経たない内にアホ面呼びし、名前まで間違えて神経を逆なでしてくるおっさん。燎平はもう出来れば会いたくなかったが、こうなる未来は予想していた。
「オイ『G,1』、そこまでにしろ。……すまない、燎平君。このバカの頭はもう治らないんだ」
校長が軽く頭を下げる。突然の校長の謝罪にいえいえ!とんでもない!とわたわた手を振りつつ、来飛も将来ああなっちゃうのかな…と少し彼に目線をやる燎平だった。
「藤萩君、お疲れさま。まだ目覚めてばかりなのにこんな無茶をさせて本当に申し訳ない。…疲れているだろう、後は私に任せたまえ」
「いやいや、私まだ全然いけますよマーズさん!」
ぐっと腕に力を籠め、やる気を見せる花蓮だったが校長は首を横に振った。
「その気持ちだけで十分だ。これ以上生徒に何かをさせては私の気が持たない…本意ではないかもしれないが、ここは私のためだと思って休んでて欲しい」
「…そこまで仰るなら、お言葉に甘えて私は座らせて頂きますね」
ありがとう、と笑顔を見せる校長。そして、花蓮の代わりに校長が前に立つ。
「……これで全員揃ったな。…まずは、軽く自己紹介を。私は直柔真言。天峰高校の現校長を務めさせて貰っている。こちらでは、マーズで通している」
自らの紹介を終えた校長は、新しく会議室に入ってきた面々に一人ずつ触れていく。
「私から見て左から、『G,1』、一年三組の副担任の祓間君、我が校の保険医兼精神医療士の梅雨川幸君だ」
「どォもォ、ガキんちょ共ォ。『G,1』でェす」
「…君達には、数時間前に簡単な自己紹介はしたので二度目はいいかな」
「……おっ、私か?あどもー、梅雨川幸ですぅ。怪我したら取りあえず私に見せてね係やってますぅ。気軽にサッちんでもサーちゃんでも、まぁ好きなように呼びたまえよ、少年少女たち」
新しく加わった面子も自己紹介が終わり、校長は少しばかり人口密度が増えてきた会議室全体をぐるりと見渡した。
「…一通り終わったかな。では、早速本題に入ろう。……今回の事件について、だ」
目を閉じ、軽く一呼吸する校長。彼は両手を机に付けたかと思うと、額もそこに付きそうなくらいに深く、頭を下げた。
「…この度は、私の不甲斐なさでこのような事態を招いてしまった。本当に、……本当に、申し訳ない…ッ」
幾つものハッと息を飲む音が聞こえた。それくらい衝撃的な事であり、燎平達も同様に目を見開いていた。
「特に、君達だ。黒澤君、暁君、月ヶ谷君、佐倉君。何も知らないまま、怖い思いをたくさんさせてしまった……。本当に、申し訳ない…と私のような者が言って、今さら済む話ではないのだが……この有様では、教育者としても監修役としても失格だ」
その悲痛な声色が、彼の心情を物語っていた。聞いているだけでその心内が伝わってくる。
顔を上げた彼の顔は、筆舌に尽くしがたい程に歪んでいた。
「…そして、私は、更に君たちを苦しめる事を選択させてしまうかも知れない。その事が先程暁君も指摘していた、今回他でもない君たちに集まってもらった理由だ。……聡明な君達なら、いくらか察しがついているかと思うが…」
一番初めに、花蓮が話してくれた『修復者』の概要。
次いで暁が質問した『修復者』の活動内容。
そこから答えを導くのは、そう難しい事ではなかった。
「………黒澤君、暁君、月ヶ谷君、佐倉君。この『裏側』に来た時点で、君達四人には『修復者』になる権利が与えられたのだ」
「…………………」
要するに、勧誘。
おそらく目の前の男は、燎平達が体験した事を承知の上で、仲間にならないかと申し込んでいるのだ。
どうにも燎平達が答えあぐねていると、先に校長の方が口を開いた。
「……分かっている。私も分かっているんだ。今自分がどれだけ酷な事を強いているのか。しかし、君達も少しでいい、耳を傾けてくれまいか。……それに、何も今すぐ『修復者』になるかを決めろという訳ではない。二週間、答えを待つ」
二週間。
決して、短くはない期間。
しかし、それで十分かと言われればはっきりと答えられない自分がいる事に燎平は苦悩する。
目の前の男の顔を見て、周りの空気を感じて、分かってしまう。それだけ重要な事であり、おそらく燎平の人生においても大きな分岐点に成り得る選択だという事を。
「……あの」
今まで沈黙を貫いていた美紋が、その口を開いた。当然、表情は暗い。
「その、『修復者』にならなかった場合って…どうなるんですか」
それは美紋のみならず、燎平達誰もが思った事だった。なった場合はそれなりに予想がつくし、目の前に生徒会メンバーという見本がいる。
だが、『修復者にならなかった見本』が目の前に一人もいない。どこか他のにいるのか。それとも、何か別の処置が施されるのか、あるいは―
「…いい質問だ。至極真っ当な疑問だ。知りたくなるのは当然だろう。……答える前に、少し別の話をさせて欲しい。月ヶ谷君の質問につながる、大事な話だ」
こくこくと頷く美紋。大事と聞いて、燎平達はより一層身構える。真剣に話を聞こうとする燎平達を見て、一瞬目を細めた校長は言葉を続けた。
「……朝の入学式でご存じだろうが、一旦話始めると私は話が長くなってしまう。なので今回は結論だけ先に言おう」
「…一度この『裏側』に来てしまった君たちは、生涯この『裏側』と向き合わなくてはならなくなる」
「ッ!?」
何度目かの、絶句。だが、今のは重要度も話の規模も桁違いだった。
「…これはもう、ある意味病のようなものなんだ。『裏側に来る要因である異元が体内にある』という事自体が病そのものと言っていい」
……病?病気だって?
事実を受け止めきれないまま、話は進んでいく。
「……だが、どうか気を落とさないで欲しい。身体のどこかが悪くなる訳でもない。『裏側』に来ること自体は、何も害はないのだ」
どんどん、言葉が流れていく。
「………しかし、敢えて、心を鬼にして言わせて貰おう。『裏側』という場所は危険だ。知っての通り、『異怪』がいる可能性がある。確率は低いが、襲われてしまう可能性はゼロではない。他の危険性だってある」
流れていく。
燎平達の表情を見てか、校長の言葉はどんどんゆっくりに、しかして強くなっていく。
「………ここが一番、重要だ。君達が、取れる選択肢は二つ」
言葉が、身体の内側に入ってくる。
「『修復者』として、『異怪』と戦うか、安全を優先し、専門の施設に身を置くか、だ」
入ってきた言葉が、反響する。
戦うか、戦わないか。
挑むか、退くか。
ぐるぐるとその言葉が頭の中を回り、埋め尽くす。
「前者であれば、我々が全力でサポートをする。戦う術を教え、護る心得を語り、耐え忍ぶ信念を植え付ける。必ず、この苛酷な世界で生きるための全てを伝え、習得させると約束しよう。前線に出て、戦い、大切な者を守るのに積極的なのが『修復者』だ。…加えて現金な話ではあるが、『修復者』は政府公認の国家機密機関、即ち公務員のようなものだ。当然、金も出る」
それを理由に『修復者』を選ぶ者もいるしな、とマーズは付け加える。
「そして後者、『修復者』を選ばなかった者。その者達はまず資格をまず専門の施設で取ってもらう。そこで培うのは『戦うため』ではなく、『脅威から逃げるため』の方法だ。正しい状況判断、逃げ道の確保、それに必要な身体能力の強化。一定期間その施設に通い、生き残るための術を身につけて初めて、『裏側』での活動許可が下りる。『修復者』にいかにうまく守られるか、戦いにおいて受動的なのが『施設出身者』なのだ」
当然守られる、戦闘の邪魔をしないというのもある意味立派な戦いなの、とアミュールは付け加える。
「…何も、今すぐ決めろという話ではない。先程も言ったように、二週間の時間がある。各々、何か質問があれば私や他の『修復者』に聞いていい。どちらを選ぶにせよ、普通の生徒と同じように学校のカリキュラムは受けれるし、時間も多くは取らせない。バイト…と言うには簡単すぎるとは思うがね。…それに最初は、という体でいいのだ。特に君たちは、辛い経験をしている。その先入観は拭いきれないだろう」
言われて、ふと思い出す。燎平達の脳裏に焼き付いたあの恐怖。あの感覚。
「『修復者』となろうと決めたが、その苛烈さについていけず施設に行く者もいる。逆もまた然り、施設でカリキュラムを終えた後も、考えを変え『修復者』になる者もいる。その視点を得ずにどちらかをイメージだけで決めろという話はあまりにもないだろう?受験校を決めるのに、学校見学無しで決めるのはなるべく避けた方がいいように、ね」
そんな恐怖に顔を歪ませた燎平達の事情をを承知の上で、彼らにこれから降りかかるであろうありとあらゆる困難を見据えた上で、目の前の男は言う。
「君たちに、もう一度嘆願しよう。あまりに突然の事態にひどく混乱してるだろう。非常に難しく、迷い、苦しいだろう。だが、時間は待ってくれない。『異怪』は待ってくれない。立ち止まっている時間はないのだ。戦うにせよ、生きるにせよ、今回のような事件を生まないためにも何かしらの行動を起こさなくてはならない」
誰よりもその事実に向き合ってきたマーズは、真っ直ぐ燎平達を見て、言う。
「今、何よりも君達の事を想って、事実をあえて言の葉にしよう」
――『修復者』となるか否か、それとその覚悟を、この二週間で決めてほしい。
幸「アミュ~、私今すっげ疲れているのだけどもぉ」
愛海「あーはいはい、検査お疲れさまでしたね」
幸「おっ、じゃあ今日はアミュの奢りで決まりだな。あ、そこの目薬とってくれ」
愛海「はぁ?私だって色々あって疲れてるんですけど!ったく、目薬くらい自分で取れってのに…はい」
幸「ありがとありがとー。…っくあ、しみるぅ……あー、肩が重いな…アミュ、ちょっと揉んでくれ」
愛海「えぇー……はぁ、はいはい。全くもう……アンタ、その調子だと絶対部屋また汚くなってるでしょ」
幸「そんなことないぞー…あ゛~そこぉ……んっ♡」
愛海「変な声出すな」
幸「…ッ、ハァ、また上手くなったな…アミュぅ~……おっ、気持ちい…ハァ、私の弱いトコ、全部ッ、知られちゃってるからぁ……ハァッ」
愛海「語弊を招くような言い方しない。あとハァハァするな」
幸「っつっても、アミュも最近ご無沙汰だろ~?」
愛海「………何、誘ってんのサーちゃん」
幸「おっ、目がマジだこれ以上はやめとこ」




