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想武伝  作者: 伊藤 陽己
鏡の世界の
8/15

出逢うモノ

朱雀と青竜出ました。

ここまで、本当に長かった。

短くなってしまいましたが、どうぞご覧くださいませ。

「何でここに朱雀と青竜がいるんだよ。」


琴羽は驚愕のあまり、零れ落ちそうなぐらい眼を見開いている。

那津も本でしか知らない四神を目の前に言葉を紡げないでいた。


―その姿は恐れを抱くほどに美しく、近寄りがたい存在


朱雀の姿は、焔のように紅い羽根に覆われ、尾と瞳は黄金に輝いている。

一方、青竜は深緑の鱗に覆われ、瞳だけが翡翠を埋め込んだように輝きを放っている。


―ソナタタチハナニモノダ


那津と琴羽の頭に直接声が響く。


ーワレハ朱雀。焔ヲツカサドルモノ


ーワレハ青竜。地ヲツカサドルモノ


四神

それは、朱雀・青竜・白虎・玄武の4匹の神獣をいう。

方角・季節・五行を司る。


朱雀とは四神のうちの一匹である。

五行の中では火行、

自然界の中では火を、

方角では南を司る神。


青龍も朱雀と同じ四神のうちの一匹である。

五行の中では木行を、

自然界の中では大地を、

方角では東を司る神。


最初に那津と琴羽に問いかけたのは朱雀だったようで、

まさに、焔のように凛とした声音を放つ。


青竜の声音は、森林の静寂を感じさせる静かなものである。


―モウイチド、トウ。ソナタタチワナニモノダ


朱雀が再び、那津と琴羽に問いかける。

神の御前で失態を演じれば、その身もろとも消されることもあり得るのだ。

琴羽の背中に滴が流れ落ちる。


「...俺は。」

どうでしたでしょうか?

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