表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

まっぷたつ

 翌日になるとクロエちゃまは、何事もなかったかのようにアントワーヌの元に戻ってきた。

「ちっ。使えねえ君主だな」

 こっそり毒を吐くアントワーヌであった。


 アントワーヌが狩りに出かけると、クロエもついてきたりする。

「何でここまでついてくるんだよッ」

 しっしっとまるで獣を追い払うかのようにアントワーヌ。

「ひどいわ、ひどいわ、ダーリンのばかーっ。腰痛めてもジギタリスわけてやらないからーっ」

 泣きながら一緒にいさせてと懇願するクロエに、アントワーヌは舌を出す。

「ウルセエ、てめーなんか、どぶにでも落っこちて消えちまえ。このストーカー」

 クロエは急に顔つきを変化させ、大きな樫の木の前に立つと、

「はあぁぁぁぁ・・・・・・」

 と気合を込めた。

「な、なにがはじまるんだろう」

 ほかの兵士も顔を見合わせ、クロエを見守る。

 クロエは気合だけで樫の木を真っ二つに裂いてしまった!

「ひええええ」

 アントワーヌはクロエに絶対逆らわない、・・・・・・ことを誓うのだった・・・・・・。


 

 国王アンリはそのころどうしていたかというと、あんなことをされてもまだ、クロエのことを思っていたのであった。

「なんて素敵な怪力娘! ますます余の妻にふ・さ・わ・し・ぃ〜ん」

 そんな、ばかな・・・・・・。

 余談話挿入・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ