第一話 トリスティン王国で転入
一話目としては割りと長めです。
不定期更新ですが、よろしくお願いします。
俺の名前は、高天隆使 (たかあまたかし)、ちなみに仇名は天使だ。
年齢は十五(中三)で最近受験を終えたばかりだ。
オタクかそうでないかと聞かれたら・・・まぁ、オタクだな。
俺は今、多くの不良の前にいる。
何があったかというと・・・。
~回想始め~
俺は友と遊んだ帰りにぶらつきながら家に向かっていた。
ドンッ。
あぁ~やっちまったな。
「おい!兄ちゃん!肩ぶつけといて、なんもなしか!?」
来たよこういう不良・・・。一応謝っとくか。
「すみません。」
「あのな~?そうやって謝ってすむなら・・・・・。」
これはもしや?
「警察要らねぇんだよ!」
やっぱり!っていうかそうなら謝らせるなよ。
「兄ちゃんに大人の礼儀ってやつを教えてやるよ!」
「結構です。」
本当にいいから断っておく。
「そうはいくかよ!」
俺は完全に無理やり路地裏に連れて行かれた。
~回想終わり~
そういうこった。
「おう、おめぇら!今戻ったぞ!」
「「「「お帰りなさい、親分!」」」」
ちょっ!親分っていまどき使わないよ!
「この兄ちゃんに大人の礼儀ってもんを教えてやれ!」
俺はボコられて命を失った。
俺が目を覚ますと何もない真っ白な空間にいた。
ただ周りが白すぎて眩しいため・・・・・・。
「目がっ!目ガァッ!!!!」
すごく目が痛い。
目が明るいのに慣れてきて、やっと周りを見れるようになった。
う~んと?周りにあるものは・・・・。
白い床、白い壁、白い天井、白い髭を生やし、金色っぽい服を着た・・・・。
変なじいさん。
ここは何処なんだ・・・?
「ここは、冥界・・・の入り口じゃ。」
「うおっ!なんか変な声が。」
だってヘリウムガス吸った後みたいな声だったんだもん。
「ちょっ!変な声って失礼じゃぞ!」
はっ!?聞こえていただと!?
「まぁいい。」
あっ、いいんだ。
「ところでぬしは自分がどうなったのか分かっていたのか?」
そういえば・・・・。
「俺はどうなったんだ?」
「知らなかったのか・・・・。まあいい。」
・・・・・これもいいんだ。
この人結局は何でもいいんじゃないのか?
「そんなことはないわい!」
「ところでじいさん誰だよ?」
とりあえずスルーだ。
「無視された!?・・・I am the God.」
「なぜに英語!?」
「わしは神じゃ。」
やっぱり。
「で、お前は死んだのじゃ。」
「そうか俺は死んだのか。」
「うむ。本来ならば、ここでこの先冥界に行ってもらうところなのだが・・。」
「・・・・が?」
「ぬしは現世での行いがよかったからな、別の世界に転生してもらおうと思う。」
「・・・転生ねぇ・・・。」
よっしゃキター!
「うむ、それで二択から選んでもらおうと思う。」
「二択か?」
「一つ目はゼロの使い魔・・・みたいな世界じゃ。」
「みたいなって!?」
「名の通り近い世界じゃ。そのまんまだと終わってしまうからの。」
「そうか。」
「二つ目は生徒会役員共に近い世界じゃ。」
「またかよ。」
「どうするのじゃ?」
まぁこれは当然・・・。
「一つ目のやつにするよ。」
だって二つ目のやつは、下ネタばっかで俺の精神衛生上よろしくないから。
「そうか・・。じゃあ行って「おいこら待て!」何じゃ?」
「ゼロ魔の世界なら、魔法を使えるようにして欲しいものだが。」
「それもそうじゃな。じゃあどんな能力が欲しい?」
「そうだな・・・。」
じゃあ片っ端からいって見るか。
「魔力無限、体力貴族以上、容姿は上の中、さらに翼を隠す能力つきで。」
「完全にチートじゃな。」
チートが大好きだからな。
「可能だからやっておこう。ところで、何処からやりたい?」
「じゃあ、学園の二年生から。そこから転校できるようにしておいて。」
「わかった。では、行くのだ。」
そういうと、俺の足元に穴が開き、俺は落ちていった。
いきなり落とされました。
はい、がんばります。