なぜ沸いた?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーあの日のストーカー疑惑ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆい「うぇ。草が当たってかゆい…」
ゆいはなぜか草の中に入りながら移動をしていた。もうこの時点でお分かりだろう。何をしているのか。
ゆい「もう…変装していくっきゃない!!!」
ちょっと前にスマホの壁紙にしているのがばれて怒られたので、顔が知られてしまっている。
なので変装か、草に紛れながら後をつけるしかなかった。そもそもなぜつけるのか問題になるが…。
そう思いゆいは服屋さんへ駆け込んだ。
そこにいたのは緊急なので急いでくださいと叫びながらレジの人を責めている夏の姿だった。
これは 二人が仲良くなる瞬間の物語
ゆい「あっあの!私も急いでるんで早めにお願いします!」
ゆいは夏の姿を見て、店員さんを責めてもいいのかなと思いせかした。本当はだめだが。
そうして二人は店の着替える場所で着替え店を飛び出した。
さっきまでいた……………………あの少女の姿はもうかすんでいた。
夏「あぁ~~見えなくなっちゃったぁ」
そう悔しがる夏の声が無音の道に響く。ゆいはそんな彼女をみて、似た何かを感じ取ったので声をかけた。
ゆい「あの、何してるんですか?」
夏「ほぇ!?」
どこから出るんだよこの声!と言いたくなるが置いといて……………………
なつ「あっあのですねぇ~他言無用でお願いしますが…超絶美少女♡を追っておりまして…」
ちょっと恥ずかしいなという感じが目立つ、言い方だった。
じつはゆいと目的が同じだった。ゆいもその超絶美少女を追っているのだ。
ゆい「まって…誰のこと?もしかしたら一緒かもしんない…」
なつ「りっりんちゃん。」
ゆい「……………………!?おっ同じだ!」
それがわかると二人は抱き着いた。同担拒否ではなくウェルカムだったのでうれしかったらしい。
なつ「なっなら…一緒に追いませんか???一人じゃ心細いので」
おいっ!ストーカかよ。まあそれは今更気にしても遅すぎる。
ゆい「いいね!」
そうして二人は超絶美少女♡ことリンちゃんを追うことにした。
なつ「さっき店に入る直前にあの道を曲がってったから。そこを突っ切ればいいと思う。」
ゆい「でも調べてみると、突っ切った先に分かれ道が何個もあるらしいの。」
なつ「何それっ!反則だってぇ!」
ーーーーーーーーーーここから先は会話のみでお送りいたしますーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆい「ええっとここを曲がればいいんだよね?」
なつ「そうそう!」
ゆい「でもこの道。道っていうか、なんていうか……………………うん。」
なつ「言いたいことはわかるかも」
ゆい「でしょ?それでね。軽く自己紹介をした方がいいんじゃないかなって提案。」
なつ「いいよぉ!するする~!」
ゆい「私の名前はゆい。気軽に呼び捨てで結構よ。」
なつ「私の名前はなつ。親しげすぎるってよく言われちゃうけど大目に見てね!」
ゆい「え?……………………あはい。これからは会話の大きさ気をつけようか…」
なつ「そうだね…ハハッ」
ゆい「私もう顔ばれてるんだよね。だから服屋に行ったの。」
なつ「私もだよぉ~~!でもね?髪型と上着変えればいっかなって思って、上着だけ買ったよ」
ゆい「私、いろいろ特徴的だからお金が結構かかっちゃったわ。」
なつ「最初チャイナ服みたいな感じだったっけ?」
ゆい「なつちゃんご名答!私チャイナ服だったの。ね?特徴的すぎない?」
なつ「そうだねぇ。」
ゆい「なつちゃん?カメラ持ってきた?スマホとか」
なつ「もちろんですとも!お出かけしているリンちゃんはキュートだからね☆」
ゆい(おぉここまで行くともうやばいわね。まあ私も人のこと言えないのだけれど)
なつ「ん?引かれちゃった?まぁそんなことないかっ!」
ゆい「私もおんなじだよ。大丈夫だよ?」
ゆい「で、ここ分かれ道なんですけどどうすればいいかしら。」
なつ「えぇ!?うわあぁ~~。わかれみちとかきいてないんですけどぉ~~。」
ゆい「なつちゃんが私に教えてくれたじゃない。」
なつ「そうだけどさぁ~。無理なもんは無理なんだよおぉ!」
ゆい「じゃぁライン交換しようか!二手に分かれていた方がラインで言っていなかった方の子がそっちに
行くなんでのはどうかしら?」
なつ「はぇぇ!?天才すぎワロタ( ´∀` )ならさっさと交換しちゃおう!」
ピコん
なつ「はいっ!交換完了!私こっち行くからゆいちゃんはあっち行って!」
ゆい「了解。」
ダッダッダッダ
ゆい「はぁ。二人で探したかったけれど二手に分かれたほうが効率がいいこと知ってるからね。」
なつ「ゆいちゃんって大人な感じだったなぁ!美人って感じ?」
ゆい「全速力で走ってるけど……………………!?」
≪ライン≫
(ゆい)私のほうにりんちゃんらしき人発見!
(なつ)Σ(・□・;)マジッ?!すぐ行くね!!
ーーーーーーーーーー本文復活ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆいがラインをした。ということはりんがいたということ。
ゆいの視線の先には、喫茶店でくつろぐリンの姿があった。窓辺のカウンター席だ。
ゆいの視線はスマホ……………………ではなくリンのほうに固定された。
これでは完全に変態だった。
なつ「はぁーはぁーはぁーーつっつかれたぁ」
すっごく息切れながら走ってきたのはなつだった。だがリンを見た瞬間疲れがぶっ飛んだように
なつ「やばいぃ!可愛すぎるでしょ!やばくない?ねぇやばいよね!」
目をキラキラと光らせながらゆいにそう言った。
ゆい「わかる!疲れがぶっ飛ぶようなかわいさと元気さ!たまんない!」
店からりんが出てくるまで店の前で待機をする予定だったのだが、思ったより早く出てきた。
そして予想外なことに声をかけられる。しかも悪い方の。
りん「ねぇねぇ?なんか後ろにずっと人がいるなぁって思ってたんだけどぉ……………………?」
ゆい&なつ「……………………?!」
りん「もしかしてあなたたちだったりする?」
はぁーよかったぁ。まだ確定じゃなかったんだと心の中でめちゃくちゃ喜んだ。
ゆい「わっ私は友人とこの店で待ち合わせをしていたので……………………」
なつ「私もこのこともう一人の子を待っていました!」
ゆい&なつ(あぁ、マジかで見るともう女神様級にかわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ばたっ
そのあと二人は気絶してしまい救急車に運ばれてしまったのだった。