#1 坂本龍一氏に寄せて
自分の命が尽きるその時がわかっていても
笑顔で、満足そうに音楽を奏でられる人間は
果たしてこの地球上にどれほどいるのだろうか
一生を音に捧げて
その命が尽きる時、悔いはないと、音を奏でられる人が
果たしてどれだけいるのだろうか
一音で人を感動させられる人は
果たして最後、どんな景色を見るんだろうか
満足だと言って旅立てる人は
この世にどれくらいいるんだろうか
自分の終点がわかっていても
満足だと笑って
音を鳴らせる人は
この世にどれだけいるんだろうか
一音で人を感動させられる人が見る景色は
どんなものなのだろう
あなたはもう旅立ってしまった。
あなたの奏でるその一音を、
私も聞いてみたかったな
あなたが見る景色を
あなた越しに見てみたかったな
あなたの、その笑顔が忘れられません
私も、いつか終点に立ったとき
あなたのように
笑って音を鳴らせる人になれるでしょうか
あなたのような音が
鳴らせる人生を歩めるでしょうか
わからないけど、そんな人生を歩んでみたい
そう思いました。
坂本教授。
ありがとう。
本当にありがとう。
2024.12.27
坂本龍一氏に寄せて。
自分が考えた事をそのまま書いた書き留めです。ぜひ他のものも読んでみてください。
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