2P 魔王の本音
あけましておめでとうございます┏●
不定期ですが、今年も
よろしくお願い致します┏●
ん??
目の前に魔王?
状況がいまいち掴めて無い中、魔王はこちらに近付いて来た。
『虚をつかれ声も出ないか?
良樹。貴様には色々と言いたい事があったのだよ・・・』
豪華な赤い玉座が魔王の後ろに現れ、ドカッと座ると右手を前に出し、
『我が座ったのだ・・・貴様も座らんかぁ!』
魔王が人差し指で地面を指すと良樹の体が、まるでタコになったように崩れ落ちた。
『それで良い・・・で、だ。
良樹・・・いや、ハデス。
貴様・・・・・・・・・ちと怠けすぎでは無いか?』
「え・・・ん・・・は??」
『ふむ・・・怠けすぎで耳まで惚けたか・・・
コレを見ろ。』
魔王がそう言うと、良樹の目の前にモニターらしき物が出現した。
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『本日のクエストです!さぁ!張り切って、どうぞ!』
「あっ、今日もカジノで。」
『おぉ!ハデス殿ではないか。そろそろ頼んでいた仕事を・・・』
「また今度なぁ〜。」
映し出されたのは、良樹のエターナルクエストでの日常だった。
このゲームは基本NPCからのクエストをクリアしながら、魔王城へ目指すのだが、良樹はカジノへ行き、その後は・・・
「今日は案外出たなぁ・・・そろそろ溜まってきたし・・・」
バッチリと夜の街へ消える姿も映っていた。
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『コレが貴様の日々で間違い無いな?
貴様の行いのせいで我は・・・我は部下達に愚弄されていりゅのじゃっ!!』
顔を赤くしながら叫んだ魔王は、怒りのあまり最後で噛んでしまう程だった。
「えっと・・・俺と魔王さんがバカにされるのに、どんな関係が・・・?」
『この期に及んで貴様は・・・我の名が貴様と同じだからであろうっ!!』
そう。
エターナルクエスト第1章(このゲームでは、魔王撃破後、第2章〜と進んで行きます。)の魔王の名はハデス。
AIがNPCにも組み込まれ、最初の街に出てくるモンスターから魔王まで、全てに意思がある。
『日々の自堕落な生活が魔王城まで知れ渡り、同じ名前の我を愚弄するまでに上った・・・
我の顔を見た部下達は、恐れることなく『カジノでスった魔王様だ〜(笑)』『娼館好きの変態魔王だ〜(笑)』『サボり魔王(笑)が来たぞ〜!』
などと言う始末・・・
貴様に我の怒りが理解出来るかぁ!!??』
(AI入ってる最新鋭ゲームって触れ込みだったけど・・・ここまでリアルな感じってやべぇ・・・)
「いや〜その・・・なんと言いますか・・・
ドンマイ!名前被り乙!ww」
『貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
魔王が叫びながら立ち上がり、良樹の方へ両手を向けた。
『少しでも詫びる気持ちがあればと思ったが、もう良い!!
塵も残さず消し去ってくれる!!!』
魔王の両手が瞬く間に赤く染っていく。
『あの世で後悔するが良い!!』
赤く染まった両手に閃光が走り、良樹にプレッシャーをかける。
『消失の咆哮!!!』
魔王のHPが3割を切ると発動される、初見殺しの最強技が良樹に襲いかかり、容易くその身を消し去った。
『はぁはぁはぁ・・・・・・コレで忌々しいヤツらの支配も・・・』
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「なんつーイベントだよ・・・ったく。
いつものカジノ近くの宿屋じゃ無くて、初期の所かよ・・・」
良樹が目を覚ますと、チュートリアルで1度だけ使用した宿屋だった。
そして良樹の傍らには・・・
「おかえり!ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・クエスト?」
「え・・・何で・・・お前らが・・・」
良樹が眠るベッドの周りには、かつて別れたハズのNPCのパーティメンバーが居た。




