表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

11P 魔力の正体2

少し遅れました┏●

「初代魔王の魔力って・・・何で俺にそんなモノが?」


ティナは頭を抱えながら、


「コッチが聞きたいさね。本来ソレは()()()()()()()()()()()魔力さね。」


どうゆう事だ?

俺のMPは普通の?MPのハズ。

そもそもエターナルクエストに魔力の属性とかは無かった。


「ハデスさん・・・実は眠っている間に、ハデスさんの身体を深くまで調べてみました。」


キキの真剣な声音に背筋が震えた。


「魔王ハデスによって破壊された身体は、再生魔法とMP回復魔法を受けていました。

それと同時に魔力譲渡の魔法の痕跡を見つけました。」


待てよ?


「MP回復魔法と魔力譲渡の違いってあるのか?」


素朴な疑問だった。

魔力とはエターナルクエストにおいてMPの事。

キキの言い方じゃあまるで、


「そうです。

MPとは使()()()()()()()の総量です。

魔力とは個々人がそれぞれ持った()()()()()の事です。」


ん〜?

MPの総量=魔法の燃料じゃ?


「要するに!

MPとは最高到達可能速度で、魔力はガソリンの事さね。」


なるほど・・・

って、この世界に車無くね?


「師匠の説明で納得した様ですが・・・ハデスさんは、魔王ハデスに魔力を弄られてました。」


「弄るって言い方は少し嫌だが・・・その魔力ってのが、魔王しか使えない?代物なんだな?」


俺が聞くと全員が首を縦に振った。

魔王の魔力が何で俺なんかに・・・


***********************


『やぁやぁ。

初めまして、ハデスくん。』


目の前が急に眩しく光ったと思ったら、やけに明るい声が聞こえた。


「なんだよ?誰のイタズラだ?」


『君の仲間のイタズラじゃ無いよ?

ボクのイタズラさっ!』


イラッとする言い方なやつだ・・・


『まぁまぁ。ボクは忠告に来てあげたんだ。

ハデスくんの中にある魔力は、二度と使わない事をオススメするよ?』


「いきなり誰で、何の用で、何の為に俺に言うんだ?」


『ボクは・・・ゲームマスターだよ。

エターナルクエストの中の神と言っても良い。

キミの為を思ってボクはワザワザ下界に来てあげたんだ。』


「随分と上から目線だな。んで、魔力を使うなって理由は?」


『キミは質問が多いね〜?

良いかい?その魔力は本来、世に出て良いモノでは無いんだ。

魔法は悪を滅ぼす為にある。

でもキミの魔力は悪の根源の魔力だ。

ボクが取り除いてあげるから、付いておいで?』


経験から言うと罠だ。

神とか名乗るヤツにろくなのは居ない。


「悪いけど俺は騙されない!勝手に出てきてウザったいだけだ!」


『へぇ〜・・・威勢が良いね?

じゃあボクのチカラを見せてあげ、』


闇王の(ハデス・)威厳(プレッシャー)!』


俺の腹から黒い光が出て来て、自称神の光の体を貫いた。


『ちぃぃ!まだボクの邪魔をするのか!』


『さっさと失せろ。それとも我に消されたいか?』


聞き覚えのある声がして、目の前から光が消えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ