10P 魔力の正体1
先日、旅行に行って日焼けしましたw
そしてアセモ君が出来ました・・・(´;ω;`)
『消失の咆哮』
はぁ・・・どいつもこいつも弱い
久方ぶりに撃ったがそれまで・・・
「お疲れ様ですハデス様。」
『ミノタウロスか・・・何の用だ?』
「新たな力が目覚めました。」
『ほう・・・何処でだ?』
「始まりの町ルーキーです。」
凶悪な笑みは暗い世界の果てにあった
この世界を揺るす事件の始まりだとは
誰も気付く事は無い・・・
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目が覚めた。
まだ体がダルいが頭は回る。
「また目が覚めたね。まったく・・・末恐ろしい子だよ。」
この半魔じゅ・・・
あっ・・・これ以上考えたらダメな気がする。
「えっと。ティナだったか?」
「寝起きにしては頭が回ってるね。
さっさと起きて下に行きな。アンタの仲間が待ってるよ。」
そう言うとティナは階段を降りて行った。
俺は目を擦りながら1階に降りた。
「おはようございます!ご主人様!」
階段を降り切るとマナが俺に飛び付いてきた。
「ちょっ!どうしたんだよマナ?」
「ご主人様が悪いのです。あの様な忌み嫌われる魔力に目覚めるから・・・」
魔力?
魔力って魔法を発動する為に必要な所謂MPだよな?
「まぁまぁ。取り敢えず2人共座んな。」
部屋の奥にあるキッチンにティナが居た。
窓際にあるテーブルを見ると、アラレとキキが居た。
何故かキキの視線が怪訝なのが気になる。
「さてと!先ずはコイツを食べな!」
テーブルに俺とマナが座ると、ティナは温かいスープを器によそって持って来た。
程よく湯気が立ち、野菜の香りが空腹に刺さる。
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「腹も膨れた所で・・・ハデス、ちょいと魔力を見せてみな。」
スープを飲み干すとティナが真剣な顔で言って来た。
俺は掌に体中から血が集まる様に、目を閉じて意識を集中させた。
「この魔力・・・間違い無いさね。」
俺がゆっくり目を開けると、見た事も無い位ドス黒いモノが手を包んでいた。
「何だコレ・・・」
その途端、全ての神経が異変を察知し悲鳴をあげた。
それと同時に俺の手を包むモノがどんどん大きくなる。
「バカ!さっさと集中を解きな!」
ティナに言われた通り、俺は自分のイメージをプツンと辞めた。
「何なんだよコレ?」
「ソレがアンタの魔力さね・・・正確にはアンタに貸し与えられた魔力。」
どうゆう事だ?
俺の魔力は俺のだろ?
でも、こんなドス黒いのは・・・
「ハデスさん。落ち着いて聞いて下さい。
その魔力は・・・初代魔王と同じ系統の魔力です。」
キキが吐き出した言葉は重く
俺の胸の中はその言葉で埋め尽くされた
次話は1ヶ月後です┏●