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再出発

「―――アイラさん。おはようございます。」

優しい声が俺の名前を呼ぶ。

「――あ……ああ……おはよう……。」

まだ視界がぼやけていて、目の前にいるのが誰なのか判別できていなかったが、

挨拶を返す。

「はい、おはようございます。」

可愛らしい声が聞こえる。

俺の名前を呼んだ相手はとても小柄だった。

ベルだろうか……。

「ああ、おはよう……。」

再度挨拶を口にしながらも、俺はもう一度寝直そうとする。

「アーイーラーさーん、起きてくださーい!ミオさんがご飯作ってくれてますよー!」

ベルであれば、ここまで落ち着きのない起こし方をしないだろう。

ぼんやりとした視界で、俺を起こしに来た相手の顔の辺りに視点を向ける。

色素の薄い、綺麗な髪が見える。

ユンだ。

「ああ……ユンか……。起きてる起きてる……。」

自分の状態とは正反対の適当な返答をする。

「ちょっとぉ!アイラさーん!もう!…………えいっ!」

そんな声が聞こえた直後、体にドスンと衝撃を感じる。

「――うぐっ!?」

「アーイーラーさーん!起ーきーてー!」

ユンは寝ている俺の上に跨り、俺の事を揺さぶる。

「う、うう……んん……。」

しかし、ユンの重さは大したことがない。

その程度で目が覚めることはなかった。

「もう!……あ!そうだ!ムフフフフフフ…………。」

不吉な笑いが聞こえ、体の上から重さがなくなる。

「ん?……んん…………。」

俺は再び眠りに沈む……ことはなかった。

ゴソゴソと音が聞こえる。

一瞬、布団の中に冷たい風が入り込む。

「――アーイーラーさぁん。起きてくださぁい……。」

小声だった。

かなりの小声ではあったのだが、顔の前から聞こえたため、よく聞こえる。

「――んなっ!?」

俺は驚き、目が覚める。

「えへへへへー……アイラさーん。ぎゅぅぅぅっ……。」

ユンは甘い声を出しながら、俺に抱き付く。

隙間がない程に体を密着させ、抱き付く。

「――なっ!?何してるんら!?」

俺はまだ呂律の回らない口でそう言葉にした。

「起きないからいけないんですよぉ!ぎゅううううううっ……!」

「そうかぁ……起きないからいけないのかぁ……。」

ユンに抱き着かれている事があまりにも心地よく、

そのまま、もう一度スリープ状態へと移行し始める。

「そうです。起きないからいけないんですぅ。すぅ……。」

ユンも同じように……いや、俺よりも早く寝始めてしまう。

「――――って……ダメだろ!!」

目覚めの瞬間、いや、もっと前から大事件であったにも関わらず、俺はようやく目を覚まし、飛び起きる。

飛び起きた俺からも、ユンは抱き付いた体を放すことはなかった。

「アイラさーん……大好きぃ……。」

飛び起きたことにより、頭が猛烈な速さで回転し始める。

ミオがご飯を作ってくれている。ユンが起こしに来た際に、そんな言葉が聞こえた気がする。

これはまずい。

早く食事をしに行かなければならない。

今、目の前の少女と再び心地の良い眠りに就くよりも、あるいは、目の前のこの少女を怒らせる事よりも、食事を作って待ってくれているミオを怒らせることの方がよほど大変なことになるからだ。

「ちょ、ユン!起きろって!」

「アイラさーん……。」

ユンは抱き付いたままだ。

しっかりと俺に抱き着き、心地よさそうに眠っている。

支度をしたいのだが、ユンが邪魔でそれも叶わない。

やむを得ず、適当なものを羽織って、ほぼ半裸の状態のまま、ミオとベル、ミルの下へと向かう。




おはよう。


そう口に出そうとするが、それよりも早くミオが反応する。


「――っ!?アイラさん!?なんですかそれ!?」


ミオのいうそれとは、もちろんユンのことだろう。


起きてきて早々(そうそう)、半裸の男の身体に少女が抱き着いているのだ。

そんな反応にもなるだろう。


「……えっと……これは…………色々あったんだ……。」


説明しようと口を開くも、どう説明していいか分からず誤魔化す形となる。


「――もう!アイラさんは!起きてきて早速これなんですから!」


次にそう言葉を発したのはベルだった。


どうやら、ベルもミオと同様に怒っているようだ。


「あ、ああ……すまん……。」


もはや俺はなぜ謝ったのだろう。


謝罪の言葉を口にしてからそんなことを考えてしまう。


「もう、ユンさんは……まったく……そんなことなら私が……。」


ミルも怒っていた。


いや、拗ねているという表現の方が適切だろう。

言葉の最後の方はよく聞き取れなかったが、不機嫌なのは様子を見れば分かる。


「――ほら、ユン、起きろ。みんな待ってくれてるぞ?」


「――ん……んん……アイラさん……?」


ゆっくりと目を開き、徐々に目を覚ましていく。


「はい。アイラさんです。」


呼ばれたので名乗ってやる。


「――アイラさんだぁ!!えへへー……。」


まだ寝ぼけているのか、あるいは、実はもう目が覚めているのにあえてそうしているのか、ユンは嬉しそうにしながらより一層強い力で俺に抱き着く。


「――ちょ、ユン!放せってば……。」


「――やですぅ!ずっとこうしてるんですぅ!」


本当に放さないつもりなのだろう。


仕方ない……。


俺は諦めて、そのまま食卓に就く。


テーブルに並べられているのは、ミオお得意のシチューだった。

これは、間違いなくミオが作ったものだろう。


まだ暖かいため、甘い匂いが(かぐわ)しい。


ミオのシチューを食べるのは久しぶりな気がする。


三人の視線は痛いが、早速食事をいただくことにしよう。


「――それじゃあ……いただきます。」


「「「「――いただきます。」」」」


俺の言葉を受けて、他の四人も声を出す。

言い終わったあと、抱き付いていたユンもテーブルの方へ向き直り、俺のすぐ右側に座る。


「――アイラさーん?はい、あーん!」


食事を始め、早速ユンはスプーンにシチューを乗せて、俺の口元に運んでくる。


こうなると、俺ももう慣れたものだ。

とりあえず食べてやる。


「あーん。」


「……アイラさん、美味しい?」


「ああ、美味しいよ。」


そう、美味しくないわけがない。


ミオの作ったシチューなのだ。

これは、間違いなくミオの作ったシチューだ。

とても美味しい。


「……アイラさん?」


だが、そのシチューを作った本人は、内側に怒りを(こら)えているような声で、俺の名を口にする。


「――え、えっと……美味い!本当に美味いよ!やっぱりミオのシチューは最高だな!!」


少し大袈裟にミオのシチューの味を褒める。


「――――私が作ったことが、分かるんですか?」


ミオは妙なことを聞いてくる。


確かに、ミオは自分で作ったとは一言も言っていなかったが、そんなものは食べれば分かる。


「――あ、ああ、分かるよ。この味は、ミオの味だ。本当に美味しいよ。」


「ふふ。そうですか。ならよかったです。」


先程まで怒っていたのが噓のように、ミオはご機嫌になる。


「――わ、私も!私も、お野菜切るの、お手伝いしたんですよ!」


今度はベルがそう主張してくる。


「そうか。ベルも手伝ってくれたんだな。ありがとう。美味しいよ。」


「えへへへー……。」


なんだかとても嬉しそうにしている。


「――あ、あの、アイラ様?私の料理は……美味しくありませんか?」


不安そうな様子でミルが聞いてくる。


「――え?えっと……。」


「あの……そちらのサラダは、余った材料で私が作ってみたんです……。」


見ると、シチューの横に芋をメインとした付け合わせのサラダ。

ポテトサラダが添えられている。


ミルはいつも重ための料理を作ることが多いため、こういったものは珍しい気がする。


俺は、早速口に運ぶ……。


――お、美味い。


「――美味いよミル!これなら売れるぐらいだよ!」


「――本当ですか?良かったです!ありがとうございます!」


ミルは不安そうな表情から一転し、満開の笑顔へと変わる。


「むぅ……アイラさん……?わ、私も……。」


そんな様子を見ていたユンは不満そうな顔をしている。


「……ユンは……ほら、あれだ。可愛い。すごく可愛いぞー。よしよし……。」


俺はユンの頭を撫でてやる。


「もー……アイラさんってば……!」


ユンは頬を膨らませ、不満そうな顔をしつつも嬉しそうにしている。


その様子を見て、食卓には優しい笑いが起こる。


「そうだ。ところで、なんで今日はユンが俺を起こしにきたんだ?」


なんとなく気になっていた疑問を口にしていた。


「それが……今日はユンさん、ずっとアイラさんと一緒にいるから、私が起こしに行くんだーっていうんです。どうしてもっていうので、仕方なくお願いしちゃいました。」


疑問にはミオが答えてくれた。


なるほど、そういうことだったのか……。


ずっと一緒にいるというのは、この間の約束のことだろう。

これは、今日は本当にずっと一緒にいなければならなさそうだ。


「――そうですよぉ!今日はずっと私と一緒にいるんですよ!ね?」


ユンは笑顔でそう訴えてくる。


そんな調子で、みんなで賑やかに食事を取り、食べ終える。


「――ごちそうさま。」


「――はい、お粗末様です。」




今日の予定は……まずはミルの今後についてだ。


ずっとここにいてもらっても構わないが、それだけでは今後生きて行くことを考えるとミルがつまらないだろう。


なので、ギルドで何か仕事を与えてもらうよう頼みに行く。


それに、俺たちに何かあった時には、俺たち以外にも頼るべき所が必要だろう。


もう一つの予定は、この間の雪山にその後の状態を確認しに行くことだ。


あのあと、(ふもと)付近の村に何か変化はないか。

ゴーレムは間違いなく倒せていたか。

雪崩による被害は他になかったか。


そういったことを雪山へ確認しに行く。


おそらく特に問題はないと思うが、念には念を入れて確認しに行く。


俺は、早速出掛ける準備をする。


「――ミル、今日は俺と一緒にギルドへ行ってもらってもいいか?」


準備をしながら、ミルにギルドへ付いてきてもらうことを伝える。


「ギルド……ですか?」


「ああ、ミルの今後のことを考えて、何か仕事があった方がいいんじゃないかと思ってな。」


「お仕事……ですか?」


「嫌だったか?」


「いえ、何かやることがあるというのは嬉しいぐらいです。ですが……。」


「……どうかしたのか?」


「いえ……その、アイラ様と離れ離れになってしまうのは……その、えっと……嫌だな……と……。」


「ああ、そういうことか。その辺は多分大丈夫だと思うぞ。無理な仕事はさせないようにしてもらうし、会いたい時にはいつでもここに戻ってきてもいい。なんなら、ここに住みながら仕事をしてもいいしな。」


「そういうことでしたら、是非お願い致します。」


ミルは納得し、喜んでくれたようだ。


今日の食事に関しても、ほとんどミオが用意してくれたようだったし、家でできることというのも限界がある。

何かやることがあるというのは、明るく生きられるきっかけにもなる。

外に出て悪いことはないだろう。


「それじゃあ、ミル。行こうか。」


俺は出掛ける準備を完了させ、改めて声を掛ける。


「はい。」


「留守は頼んだぞ。」


ミル以外に留守を頼む。


「――アイラさん!私も行きます!」


ユンだった。


まぁ、なんとなくそんな気はしていた。


「……多分すぐに帰ってくるし、行っても何もないと思うぞ?」


一応、断ってみる。


まぁ、一緒に行くことになっても危険はないだろうし、構わない。


「――いいんですー!今日はずっとアイラさんと一緒にいるんです!」


「わかったよ。じゃあ、ミオ、ベル。留守は頼めるかな?」


「――はい、わかりました。」


「――了解です!」


返事を聞き、ギルドに向かう。




ギルドに到着し、俺は早速受付のお姉さんのところへ向かう。


「――あら?アイラさん?今日はどうなさったのですか?」


到着するなり自分から真っ直ぐに受付にくるのが珍しかったのだろう。

受付のお姉さんは、不思議そうにする。


「……実は、このミルに何か仕事を紹介してもらえないかと思いまして……。」


俺のうしろに立っていたミルは、姿が見えるように俺の隣に並ぶ。


「仕事……ですか?」


「はい。オークの子ではあるんですが、何か仕事があった方がいいと思いまして……。」


「そうですか……でも、戦うことはできないんですよね……?」


既に情報を得ていたのか、あるいはミルの姿を見てそう思ったのか、受付のお姉さんは確認をしてくる。


「……はい。オークといっても、ほとんどが人間のようなものなので、オークのように力仕事もできないと思います。あとできれば、ここからあまり遠く離れない場所でお願いしたいです。」


「……うーん……何か特技のようなものはないのでしょうか?」


「特技……ですか?」


「はい。これだけは誰にも負けないとか、何か作ったりできるとか……。」


「――それでしたら……!私、料理が得意です!」


ミルは自分の特技を申し出る。


「料理……ですか?」


「――はい!料理です!」


確かに、ミルは料理がうまい。


家事の腕も中々だ。


「……確かに、ミルは料理が上手いです。他にも、家では洗濯や掃除などの家事、細かいこともやってくれています。」


俺は、それをそのまま伝えることにした。


「アイラ様……。」


ミルは嬉しそうにキラキラした目で俺の方を見ている。


「料理や家事、ですか……。分かりました。ここの食堂で働いていただきましょう。最近、冒険者の方々も増えて人手が足りなかったところです。是非、明日からお願いしますね!」


話を聞き、考えた受付のお姉さんは、最高の返答をくれる。


「――はい!ありがとうございます!」


ミルは嬉しそうだ。


家から通うこともできるし、場合によってはギルドに住むこともできるだろう。


ここまでの好条件はそうはない。


「よかったな。ミル。明日から頑張ってな。」


「――はい!ありがとうございます!!」


ミルの仕事も決まり、家に帰る。




「ただいまー。」


「たっだいまー!」


「ただいま帰りました。」


家に帰ると、ミオが出迎えにきてくれる。


「お帰りなさい。アイラさん。」


「……あれ?ベルは?」


「ベルさんは、自分の部屋でゆっくりしていますよ?」


「そうか……。」


俺は、ベルのところへ向かう。


「ただいま、ベル。……何してるんだ?」


ベルは、部屋の窓から外を眺めていた。


「あ、アイラさん。お帰りなさい。外を……見ていたんです。」


「そうか……なんか見えるのか?」


「いえ、改めて、綺麗な町だなって……そう思っていたんです……。」


「そうか……。」


「はい。長く住んでいますが、やっぱりここは空気も景色も綺麗で、素敵なところだなぁって……そう思ってました。」


「そうか……。ベルはここが好きなんだな。」


「――はい、大好きです!」


ベルは笑顔でそう答える。


「……むぅ……アイラさん……。」


ユンが俺の服の(すそ)を引っ張りながら不満そうな声を出す。


どうやら、ユンにとっては俺とベルの会話は退屈だったようだ。

ギルドでは黙っていたんだがな……。


「――どうかしたのか?ユン?」


「アイラさん、もう用事は終わったんですか?」


そうだ。

このあとは雪山に行くんだった。


「すまん。もうちょっと待っててくれ。」


ユンの問いへ返事をする。


もしかすると、ユンはどこかへ連れて行って欲しかったのかもしれないな……。


「ベル、このあと、この間行った雪山の様子を見に行くんだけど、付き合ってもらってもいいかな?」


ベルに雪山へ行くことを伝えた。


「もちろんです!すぐに支度しますね!」


ベルの返事を聞いて、ミオにも同じことを伝えに行く。


ミオは、調理道具の整理をしていた。


「ミオ。この間の雪山の様子を見に行こうと思うんだけど……一緒にきてもらえるか?」


「……雪山……ですか?」


「ああ、何か用事があるなら、留守番してくれてていいけど……どうだろう?」


「いえ、特に何もありませんが……何をしに行くんですか?」


雪山での依頼はすでに解決している。


不思議に思うのも当然だろう。


「……あのあと、魔物が暴れたりしていないか、雪崩の影響が出たりしていないか、そんなことを確認しに行こうと思ってな。」


「そういうことでしたか……。でも、危なくはないでしょうか……?」


「多分大丈夫だろ。ゴーレムは倒したし、雪崩が起きてから時間も経ってる。危険はないはずだ。もし魔物が暴れているようであれば、むしろ退治してこないといけないしな。」


「分かりました。でも、気を付けて行きましょうね。」


「もちろんだ。」


「じゃあ私、支度してきますね。」


ミオも一緒に行ってくれることになった。


「……アイラさん?」


ユンに呼ばれる。


「……どうした?ユン?」


「――私も……私も、行っていいですよね?」


本当はもっと積極的な気持ちなのだろうが、ユンはそれを抑えて遠慮がちに申し出る。


ミオにも言ったが……おそらく、危険はない。


「分かった。いいよ。今度は一緒に行こう。」


「――やったー!ありがとうございます!アイラさん!!」


ユンはとても嬉しそうにしてくれた。




ミオとベルの支度も整った。


「――それじゃあミル、留守は頼んだ。」


「――はい、お任せください!お掃除もお洗濯も完璧にしておきますね!」


仕事を紹介してもらったこともあってか、ミルはいつも以上に元気だった。


「もし今日中に戻らなかったとしても、明日はギルドへ仕事に行っちゃって構わないからな?がんばってな!応援してるぞ。」


「はい。ありがとうございます!アイラさんこそ、お気を付けくださいね?」


「ああ、ありがとう。それじゃあ……行ってきます。」


「行ってきますね。」


「行ってきます。」


「行ってきまーす!」


玄関の扉を閉める……。


家から、数歩ほど離れた、通行人の邪魔にならない木の陰に移動する。


俺は、転送魔法の魔法陣を描き始める。


四人が十二分に入れる程度の大きさだ。


今回は寒い場所に向かうため、念のためにと荷物も多い。


寒さに備えての装備など、各々が大きな荷物を背負っている。


魔法使い用の杖を使って、カリカリと土の上に魔法陣を描いていく……。


準備は完了だ。


「――それじゃあ、ミオ、ベル、ユン……。」


俺を中心に円に集まり、目を閉じる。


転送先の雪山をイメージする。


魔法陣が光り、足元を照らす。


その光が、四人を包み込むように輝く。


描かれた魔法陣とともに、俺たちの姿は……その場から消える――――。

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