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雪に埋もれて  作者: 綺鳴 麗音
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雪に埋もれて

昨日の日記を読み返してみた。

あほやない?何が「行ってきます」なん?

これをドヤ顔で書いてたかと思うとびっくりやわ。恥ずか死ぬって使うことないとか思ってたけど案外身近なところで使うし……。

そういえば日記は一日の終わりに書くみたい。友達に聞いた。なんで私は一日のはじめに書いてたんだろう。そりゃあ書くことないわ。

まぁ……じゃあ、今日起こったことを書いていこうか……。


【二日目】

今日は昨日ほどではないけど晴れている。気持ちいいくらいに晴れてる。アニメとかのシーンにありそうな景色。

さー今日も滑り始めようとした時に

「ねぇ、君。」

と声が聞こえた。こういうのは基本ナンパだから気にせず滑り始める。ナンパ目的に来てる奴らは基本そこまで上手くない。

私はいつも通り、いつものコースで滑っていたら、後から音が迫ってきた。

なかなか滑れるんですね。

私はスピードを上げましたが、それにもしっかり付いてきます。私は振り返りました。どんなやつか確かめたかったのです。

そこに居たのはイケメンでもなく、おっさんでもなく、控えめにいうなら…美少女でした。

やばい。惚れそう。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「はーやっと止まってくれた〜。」

「あなたは?」

「んー私ー?」

私は頷きました。実はずっと隠してましたけど、私はあまり会話が得意でないのです。

「私はね〜下のカフェで店主をしてる人なんですよ〜。」

いや、名前聞いたつもりだったんですけど。

「いつもあなたが来てくれてて、いつも楽しそうに滑ってるから、一緒に滑りたいな〜って。」

いつも見られてたんですか。怖いです。

「と、言うわけで、下まで行って、コーヒー飲まない? 奢るわよ?」

「行きます。」

即答でした。

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