【1日目】
私はこれに何を書けばいいのだろうか。
友達に日記を勧められたから日記帳を買ってみたはいいものの、今まで書いたことがないわけだから、書き方がわからない。
とりあえず初日はこんなものでいいかな。
行ってきます
【1日目】
今日は晴天。ここまで雲が何もないと何しても許される気がする。いや、そんなはずはないのだが。
とりあえずひと滑りだけして、下にあるカフェにでも入ろうかな。
ん? 何をしているんだ? だって?
スノボーだよスノボー。
いいでしょ。かっこいいでしょ。
一応これでも私はスノーボーダーの中ではある程度名が通るくらい上手いんだから。と、思いたい。
滑れる可憐な美少女と呼ばれている。と、思いたい。
まぁ冗談だけど。
そんなことを考えながら滑り始めた。
やはりスノーボードは楽しい。スキーも楽しいが、私は両手に何も持ってない方が疾走感があって好きだ。
やばい。今日の私めっちゃ上手い。
スクール中のこどもたちを避けつつ滑ると、そこの集団から、
「あのお姉ちゃんすごーい!」
と聞こえた。
あぁどうだ。すごいだろう? と調子に乗って滑ってたら案の定こけた。しかも結構盛大にこけた。
こどもたちから笑われてる気がするが、気にせず滑り直す。
まぁそんなこんなで、一番下まで滑り降りてきた。
そして、スキー場が管理しているカフェに入る。
ここのカフェはほんとにすごいと思う。スキー場とは思えぬ設備。なんと言っても綺麗。そして、出てくるもの全てがうまい。
すべて食べたことはないけども。
私はシーズン中は学校を休んでほぼ毎日ここのスキー場に通っているので、ここの店員さんにも顔を覚えられてしまった。
嬉しいようで恥ずかしい。
まぁそんなんだから出席点足りないんだけどな。
……午後から学校行く……?
とりあえずこのコーヒー飲んでから考えよう。
名も無い英雄たちの物語と同時投稿していきたいと思います。不定期投稿なのと、主がスノーボードを二回しかやったことがないのはご了承ください。