表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
swap mind  作者: カナタ
1/4

1. 江原 怜斗

この章は最初ということもあり短めになっています。

少しでも興味を持って頂ければ読み進めていただくと幸いです。

 「おいおい、どういうことだよこりゃ…」

 自分のものではない手を見つめながら、俺はそう言葉を零した。


 時は数時間前に遡る


 高校一年1学期終業式の日 

 これからの胸高まる夏休みに思いを馳せてる時に渡されたのは、オール1までとは行かないまでも、3以上の数字がほぼ全く見当たらない通知表。

 これが今朝担任直々に手渡された代物だった。

 …………




 1. 江原 怜斗

「職員会議が終わる3時ごろ、職員室に来るように」

 そういい残されてそういい残されて担任の来ヶ谷先生は去っていった。

「………マジかぁぁーーー!!」

 冗談交じりに慰めて来たりネタにして笑ってるクラスメイトの声も今の俺には聞こえなかった。

 俺が所属しているこの遠智高校は一応それなりの進学校。 中学の時に勉強しまくって入ったが、その反動で入ってからほぼ全く勉強せず遊びまくり。それでも何とか入ったばかりだということもあり、中間は退学などは見逃せて貰えていたがそれもここまで。  今度の補習で赤点を抑えないと留年などの処分を下されてしまうかもしれない。

「ヤバいヤバいヤバい」

 呪文のように呟いていたら、肩をポンと叩かれた。

 振り向くとそこには良く見知った顔がある。

「補習、一緒に行こうな!」

 そう、中学の時からずっと同じクラスでテスト期間始まる度に遊びに誘ってくる悪友、近山浩太郎。

 俺と大差ない通知表を見せながらニカッと状況にそぐわしく無い笑顔で話しかけてきた。

「ああ、進級できるように頑張ろうぜ…」 

 そう答えて時計を見るとまだ12時前、本来ならもう帰れる時間なのだが生憎様、ここで帰ったら華の高校生活が一巻の終わりだ。 いやまあ、もともと彼女も居ないし花のあるような生活では無いのだが。

「とりあえず昼買いに行こうぜ」

「あ、悪い俺今金欠」

「試験前にゲーム買ったりするからだろ…」

 周りを見回しても案の定、皆昼飯は家で食べるらしくぞろぞろと帰って行っている。

 仕方ないので一人で向かったが近くのコンビニが今日は改装中のことを思い出し、少し遠くまで足を延ばすことにした。

 続く







読んでいただき、誠に有難うございました!

自分の手で書いたものが人様に読んでいただけるで胸がいっぱいです。

これが初投稿ということもあり、小説にも慣れていないので読みにくいところが多々あると思いますが、宜しければこれからも読んでいただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ