8/23
ある作者の期待と諦観
エッセイ村の感想についての作品です。
毎回確認すること
ログインして
更新されてる
活動報告と
連載されてる作品を
両方読んで
エッセイ村の感想が
更新されてるか
見ること
更新されてたら
嬉しくなるし
されてなくても
初回なら読む
感想の内容だって
気になる
自分の作品の感想なら
どんな感想だろうかと
心を弾ませる
それは現実に基づいた
一つの幻想
奇跡とは呼べない
紛い物の幻想
常に叶わないもの
更新されていない
という事実
以前と同じ不変
感じさせるのは
変わっていないという
ある種の諦観
感想の期待を
裏切られたくないなら
最初から期待など
しなければいい
他の人の都合
速読と遅読の個人差
感想のための
文章の練り上げ
利他の思考で
諦観を紛らわす
悲憤はただの
利己であることを
理解しているから
やらない
だけども
やっぱり感想に
期待を抱いてしまう
催促はしたくないからしない
そうなると
ただ待つしか
方法は無い
だから私は
ただ待ち望む
感想という名の
小さな幻想を――
《終》
今も、気ままに待ってますよ？
