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電脳歌

使用したサイト名は……推理してくださいと言うことで。


書くのが面倒なのと、最後のは、すでに削除されてしまったので。

これは、電子のみが存在する場所で綴られた詩――


南風に抱かれながら

眠り続ける琥珀が

紡ぎ語るのは

自らの体験や思考に基づいた

一つの哲学

紡がれる時は過ぎ去った今でも

紡がれたエッセイや物語は

読むものに影響を与え続ける――


あらゆるテーマを内包した

気まぐれな電脳が

戯れのために診断した結果は

読み手の心に

平安と悲しみのいずれかを

無慈悲にばらまく――


過去の、あるいは現在の

偉人と呼ばれる人々によって

遺された数多の言葉たち

それらの言葉たちを

聞いたものの心に

どのようなきっかけを生み出すのか――


無機質な光の群れにて作られた世界に

人々によって録された

動画群が蔓延る場所

そこにある娯楽は

見る者の心を楽しませるものなのかは

自分自身で決めることが

大切である――


地平線が紡いだ楽曲を愛した詩人は

やがて地平線の楽曲群を

歌われざる語られざる

物語までも含めて

紡ぐだろう――


そして、地平線が物語の中に散りばめた謎を

自分たちの推測や考察を持って

人々は交わる場を設けて

思うように語り合い

互いに推測の修正を

行い続けてゆく――


やがて、その中の一人は

現実的な合理性を持って

地平線が物語に撒いた謎を

異論が挟む余地を封じ

考察という鍵を紡ぐだろう――


そこにあるは

無限にも等しく

さらなる膨張を続けている物語群

永遠なる停滞と

終着への前進が

清濁を混同あるいは

別離させた読み手と

苦悩しつつも

物語を紡いだ書き手が


散乱としながら

内包している――


その中で築かれた一つの村は

清であることを願い続ける

写し手なる副長がいる


そこに満ちるは、喜びだと信じて

副長は今日も

集まりゆく物語たちを

写し続けてゆく――


《終》

よろしければ、この作品に出てたサイトを見てみるのも、楽しいですよ?

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