~登場人物紹介~
<主要登場人物>
「永遠音」(エヴェリーナ/エトワール)
・日本で「君島永遠音」として暮らす、フランス人とロシア人のハーフ。
(本名は、「エヴェリーナ・スワン」)
・<朝顔の世界>と<昼の世界>では、バレエ界の一番星<エトワール>として知られる少女。
・月花という謎めいた少年と出会ったことがきっかけで、<写しみの世界>へと誘われる。
・姫巫女。
・相手の心情を写しとり、共鳴、反射させる、特殊な波動を持つ超能力――“超過交響曲”……<オーバーシンフォニア>の持ち主。
・絹糸のような銀髪に、氷花の瞳の、絶世の美少女。
「魔王」(影覇/カゲハ)
・写しみの世界の現主
・鏡森の、宝石の魔獣を従える魔獣王。
・長いストレートの、磨き上げられたオニキスのような黒髪に、赤紫と青紫色の品のある、切れ長のオッドアイ。
・足、指が長く、優美ながらもつるどい爪を持っている。
・鼻もすっと高く、陶磁器のような肌。
・赤いローブに、東洋の黒い着物姿のことが多い。
・二十代半ばの美青年だが、年は500歳。
「唯音」
・永遠音のきょうだい。
・アンティークドールのような、可憐な容姿。
・朝露に濡れた、若葉色の瞳。
・「お兄ちゃん」と呼ばれているが、男子ではない。
「スノゥ」
・巨大雪白鳥。
・鏡森の中央にある、鏡池という湖の主。
・灰がかったサファイヤを、はめこんだような瞳をしており、粉雪のようにきらめく、巨大な白鳥の姿をしている。
・永遠音に協力的。
・声はハリウッドクラスのバリトン。
・魔王より年上の、御年2千歳。
「月花(げっか/つきか)」
・絶滅した、青色月光蝶の最後の一羽。
・10歳前後の少年の姿。
・小鳥を思わせる瑠璃色の髪に、月のような銀色の瞳。
・普段から透き通るように色白だが、力を発揮すると、光る青い蝶たちをひきつれ、体内から淡く発光し、青い血液が透けてみえるという。
「マルガリータ」
・鏡森に住む、真珠色に輝く烏。
自らの魔力の宿った血液を、ミルクに変えて、赤ちゃんの月花を育てていたという献身的な母烏。