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第6話 トミ、市場で買い物をする
「まずは鍋かのぅ」
道具屋で鍋を探す。
「これなんか、よさそうだね」
寸胴鍋とお玉を1つずつ。
「小さい十得ナイフはあるけど、
どうせなら、ちゃんとした包丁も欲しいねぇ。
切れ味は、大事だべ」
包丁に使えそうなナイフも1本。
「あとは椀かのぅ」
ちら、とジャミールの方を見て、
手頃な椀を2つ買う。
「じゃあ、次は八百屋かね」
市場に並んでいる食材は、
どれも見たことがない物ばかり。
「異国の野菜と思えば、
なんとかなるかね」
くんくん、と匂いをかいで
「これは大根の代わりに使えそうだね。
これは人参、こっちは葱と…
ごぼうも欲しいねぇ」
ほかも、代わりに使えそうな物を探す。
「こんなもんかね」
リュックから風呂敷を取り出すと、
「さて、と…結構買ったねぇ」
買ったものをひとまとめにする。
「持とう」
ジャミールが風呂敷を持ち上げる。
「え?いいのかい?
助かるねぇ、ありがとうさん」
天を仰ぐ。
「お天道様が出ているうちに、
帰ろうかね」




