恋愛ジャンル??
...あの何だろうな...このヤンキーの溜まり場に居合わせてしまった一般人感。
今360度オラオラなワイバーンに囲まれながらそこのお姫様に会っている。
「...レン君、これほんとに大丈夫なやつでしゅか?」
肩に戻ったレイ君にだけ聞こえるように囁く。
「群れの子供が死にかけてるので気が立ってるだけでしゅよ」
「いやいや...何度も言うけどそれって1番危険じゃない?」
「助かる見込みが僕らしかないんでしゅ。手は出せないでしゅよ」
頼もしい...さすがレン君。
違う種族の生態までわかってるなんて素晴らしいよ。
心の中で拍手喝采送ってたら、姫様ワイバーンが話しかけてきた。
『私はリオナ、この卵の母です...まだ産まれるまで月日があると思っていたのに...ここで産気づいてしまって...』
「あ、どうもでしゅ。僕は...」
普通に人間の言葉で返しそうになって、相手に通じるのかちょっと考えてしまう。そんな悩んでる僕をスルーして獣の言葉を喋れるレン君が喋り出してしまった
『卵がこんなになるまで番を放っておくなんて...ありえないっしゅよ。相手はどこでしゅか?』
「・・・・」
うん、すごい高圧的で棘がグサグサある言い方するね。
喧嘩を売っちゃってるよ?勝てないよ?
『番は...首都に...黙って出てきたんです』
生まれて初めての恋愛話がワイバーンってどうよ?
しかもなかなかにややこしそうな案件だぞ..これ...
『...なんでそんな事。...騎士に強要されたんでしゅか?』
『違いますっ!!サラはそんな事一言も...それどころか私が妊娠してる事も知りません...』
サラという人がこのワイバーンのバディなのかな?
話だけ聞いてると三角関係に聞こえる内容だ...種族の壁超えちゃってるけど...
『君は...出産した事は?』
『...ありません。初めての卵で...』
『君のその軽率な行動が...卵を危険な目に合わせてるんでしゅよ?それわかってましゅか?』
『私...サラが嬉しそうに選抜されたって報告してきて...サラはすごく頑張ってきたから...うぅぅ』
バディが認められて嬉しかったんだろうな...
「...れ、レン君?」
あの...姫が泣いた時点で360度の威圧感がMAX上昇してるんですけど!?
ほんとに大丈夫ですか?
ついったーやってます
@poko_taneda




