マッスルマンドレイク!
いや、わかりますよメディさん。
でも一言だけ言わせて下さい!仕込んでないです!
僕だって「結界張ってくれるマンドレイク達です」って唐突に話しましたけど…まさかその手を向けた先にあるものなんて予測出来ないじゃないですか…
そりゃ固まるよ…突然目の前に現れたマンドレイクがみんな一緒のマッチョポーズ決めてたらさ…
「……君たちなにやってるんでしゅか?」
『『キエー★キエー』』
ー『魔物デスケド、安全ダヨ★安心シテネ』ダソウデスー
…頭の足りなさはまさしく魔物だ。
「…ナナ様、これは一体」
戸惑いますよね?わかります!
僕も絶賛戸惑ってます!!
「あーのぉーうちに住むマンドレイクなんですけど…」
あ、これさっきも言いましたよね?
「マンドレイクのスキルに音波結界という固有スキルがございましゅでしゅ…一定間隔をあけてマンドレイクを植えるとその共鳴するマンドレイク間は音の壁と幻視スキルが発動するって事らしいでしゅ!」
うん、一気に説明しないと変に突っ込まれたら困る
「ナナ様は魔物使いでいらっしゃるのですか?」
「まものつかい?」
魔物使いってあれですか…魔物をこう魔法陣みたいなので捕縛して屈服させて従わせるか、流行りのラノベだったらお友達ってパターンもよくありましたよね?
マンドレイクとお友達・・・・
「いえ、違いましゅ」
強いて言うなら、日曜の公園ランニングでよく会う人的な位置ですかね?
相手の事よくは知らないけど、そういうのってすごい同士感ありません?
そんなやつです。
「魔物使いじゃないのに…魔物を信頼出来るのでしょうか…」
「そう言われてしまうと困るんでしゅが…こんなポーズ決めちゃうやつらなんで…」
「それはまぁ・・・」
ですよねぇ、言葉濁しますよねぇ!わかります!すっごい気持ちわかります!
「危険度はないと思うんでしゅが…信頼して頂けないとなりゅと、無理強いはしないでしゅよ」
うん。別にこっちは善意なんだし…それを受け取れないっていうなら無理はしない
少なくとも竜騎士団の人よりはマラソン仲間のマンドレイク達の方が僕にとっては信頼出来るし…
「いいえっ!凄くありがたい話なんです。信頼もナナ様と一緒に走るマンドレイクを見てますので大丈夫なのですが…こんなマンドレイクを見たことがないので、すごく興味深いと言いますか…そういう意味で今自分が見てる物が信じられないという感じです」
すごい勢いで喋られて、内容全然頭に入ってこなかったんだけど…とりあえず結界張っていいって事なんだよね?
「じゃあちゃちゃっとやっちゃいましゅので」
結界の詳しい事とかレイ君に一度聞いただけだからこれ以上の説明は出来ないんだよね。
レイ君は今僕のポケットの中に潜んでいて出てくる気配がないって事は説明をする気もないんだと思う。
…人間苦手みたいなんだよね。そんな中でついてきてくれただけでもすごい心強いし、ありがたい。
「ありがとうございます。何かお手伝い出来る事ありますか?」
「・・・ないと思いましゅ」
マンドレイク達が頑張るのであって…自分も特に何にもしないので…
マンドレイクさん…何かした方がいいですか?
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