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ピッチャー、振りかぶったら…

毛むくじゃらが食べられそうになってたけど、愛騎のワイバーンに助けられて何とか立て直してる。

その間に他の竜騎士達がジャイアントムカデに仕掛けて、ゲームでいうタゲ取りをしてる。

竜騎士団でもなんとかなりそうな感じにちょっとホッとした。


あぁ!せっかく立て直した毛むくじゃらに他のジャイアントムカデの牙が!!


何故だ?

毛むくじゃらはムカデに人気なのか!?

あの毛むくじゃらが美味しそうなのか??


いや…そんな事を考えてる場合じゃなくて…気になるけど…


「こっちにどうにかして意識を向けないと…」


2匹相手となると多分無理だ。

2匹目は…ちょこっと石をぶつけてひとまず興味をこちらに向かわせよう。

力と命中がパワーアップした今なら10M先でも小石ぐらい届くはず…

そして5歳児は毛むくじゃらより人気があると思う…多分。


この家は安全なんだし、対策はそれから考えればいい。


「よしっ!」


足元の小石を拾って、セットポジションをとる。


前世の小学生の時以来だ。

一応リトルリーグに所属してたんだよね…中学になってあの体育会系のノリについてけなくて辞めたけど…


「意外と覚えてるもんっだっとっ!!」


10M先まで届かせないとダメなので、思いっきり振りかぶる。


「せいやっ!!!!」


シュンッ


「…ん?」


地響きのような音が響き渡って…目の前にはすごい土煙が立ち上ってる。


「……あれ?」


いや…コツンぐらいの…感じだったんだけど?

何か凄まじいスピードで小石が飛んでって…ジャイアントムカデの脳天に当たって


…ジャイアントムカデが倒れる、土煙が起こる←今ここ


「いや…何で……あれ?」


土煙が収まると…横たわったジャイアントムカデが1匹…だけじゃなく2匹…


「…あれれ?」


何かを感じ取ったのか…3匹いたはずなのに、土煙に紛れて1匹は逃げたらしい。

うん…そういう事じゃないのはわかる。



いきなり戦闘が終了した場ってこんな凍りつくんだね…。


ワイバーンの羽音だけが音として聞こえてくる


えーっと…戦闘終了でいいのかな??

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