表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/321

初陣じゃー! その2

玄関の真裏にあったそれは、某怪談話にでてきそうなつるべ井戸。


「しかもたっけぇーな、おぃ」


どう見てもレンガの組み上げが1m以上ある…

5歳児からすると…高さが身長と同じぐらいなので井戸のロープが引ける気がしない


「…となりゅと足台が必要でしゅね」


興奮で井戸しか見えてなかったけど、よくよく周りを見ると柵の側には小屋みたいなのもあるし…よく分からないでっかい箱というか……小さなプール?が4つ


暑い時期に水遊びした記憶はないけど…

…年齢がまだ小さいから使わなかっただけかな?


他にも足台になりそうな木箱とかが無造作に置かれてる


「…あれ使えそうでしゅ」


木箱ぐらいならこの5歳ボディでも動かせる

ということで一度家に戻って水を入れれそうな桶を取ってくる。その時についでに妹の様子も見たけど、おもちゃに夢中で僕が戻った事も気づかなかったみたいだし安心した。


木箱を拾って井戸の側に底を上にして設置する。

5歳ボディではこんな簡単な事でも重労働である。


「…よいしょ」


くっ…身長が欲しいと切実に思う

木箱に登るのにも一苦労だ

50cmは稼げたけど、それでも井戸の中心のロープまではギリギリだった


「…し、しかも重いぃぃぃぃぃ」


み、水ってこんな重かったっけ?

全体重かけてやっとゆっくり持ち上がる感じ


「ふんぬぅぅぅぅぅぅ」


これは筋力マシーンなの??

え?まってこれ汲んでも家まで持っていける気がしないんだけど??


チャプンチャプン


音が近づいてるから確実に上がってきてはいるんだけど…


チャプン、ピョン


うん、ピョンの瞬間にちょっと軽くなるんだよね


「あ、あともう少しで…しゅ…」


とりあえずテッペンまで引き上げて火かき棒で縁に寄せる算段だけど…

よしもうすぐ水の入った桶が見えそう…



ぴょーーーん


「………」


ぴょーーーーん


「………」


手の平サイズの水の塊が目の前を跳ねてる





「……ん?」


この世界の水って自立式だったっけ?

謎なものが…


リハビリ作品です

いいね、評価よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ