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怪しい人間はいれません

怪しさしか感じられない毛むくじゃらに、ひとまず玄関扉を閉める

「おぃ、こらっ!ちびっ!!」など外から聞こえてくるが知らん。

あぁいう怪しいやからには関わらないのが鉄則だ。


リフィさん、あの人誰かわかりますかね?


ー連レテイルワイバーント着テイル服装カラ、グレンドリアノ人間ダト思ワレマスー

「グレンドリアでしゅか…」


母さんの国の人間が母さんを送るでもなく何のようなのか…


ー予測ノ範囲デハアリマスガ、生存確認トイウ可能性ガ高イカト…ー


それって聖獣が暴れた場所だから調査的な?

じゃあ…焼け野原の中にこんな無傷の家なんて格好の調査対象じゃないの?


ーソウトハ限リマセンガ…ー


リフィが言葉を濁すなんて珍しい。

つまり何かしらの思惑が働いてる可能性なのか…


「とにかく、注意するに越した事はないでしゅね。レイ君にもしばらく畑仕事はお休みだって伝えないと」


しかし結界で入ってこれない状態とはいえ、「おいぃぃぃ!!話聞けやーー!!」や「中に入れろーー!!」など聞こえてくるのがうるさい…


「近所迷惑でしゅね…」


…ご近所いませんけどね


ーデハ結界外ノ音ヲ遮断スルヨウニシマショウー

「え?そんな便利な事出来るんでしゅか?」

ーイイ機会デスノデナナ様ニヤッテ頂キマスー

「え?」

ーチュートリアルNO269「家ノ結界ヲ調整シヨウ」ー

「え?いや…ちょっと待つでしゅ…」

ーシステム開示シマスー


毛むくじゃらーーーー覚えとけよ!!!


…毛むくじゃらが母親から派遣された人物だと全く思わなかったのは、最初の過酷だった一週間の弊害かもしれない。

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