チュートリアルはどこですか? その4
よく考えると、さっきは柵の向こう側が衝撃すぎて思わず扉を閉めてしまって敷地内である柵の内側を見てなかった
あの焼け野原の中でこの家だけ無傷とか意味がわからんが、逆に考えればあの惨状の中でも耐えれるこの家はチートなのかもしれない。
この家がチートならきっと衣食住の設備は完備のはず…完備してて下さい!!
最悪「衣」の部分は抜けててもいい…食住だけは…
「よしっ!」
…ただ、あれをみてしまった以上、無防備では行けない
「…武器になりそうな」
「あいっ!」
さっきから妹が気配なく側にいてるんだが…忍びの血でもあるんですかね?
しかもその妹が差し出してるものが…暖炉にかけてあったはずの火かき棒…
いやいやいや…妹よ。
ものすごく的確だけどね?
お兄ちゃん何故か背中の汗が止まらないよ
「あ、ありがちょう…」
妹の手から渡された火かき棒…
「おっもっっっ!!!!」
え?お兄ちゃんがもやしなのか妹がとんでもない逸材なのかちょっと混乱中だよ?
「にーちゃ、いっちゃい!」
「…あ、うん」
えっと3歳ってなんだっけ?
「…いってきましゅ」
な、何はともあれいざ出陣だ!
いつになったら旅立つねん...明日こそ...