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几帳面はストックに現わる

地下倉庫の入り口は外から出入りするようになっていて、実はこれも裏庭にあった

そりゃ家の中に居てちゃ一生気づかない。

家の裏戸の側に下りの階段がついていて、地上からでも扉が見える深さだ。

まぁこんな森の中にある家なんで、食料とか大量にストックしとかないといけないだろうからかなりの広さがあるんだろうと想像はつくけど、中は一体どうなっていることやら…


「はぁ…中に何かいたりしないでしゅよね…」

ー否定。地下室ハストックエリアトナッテイルノデ、魔物・害虫ナドハ近寄レナイヨウニ結界ガ張ラレテイマスー

「へぇー」


地下への階段を下りながらリフィの説明を聞く。

すぐ目の前に現れた扉には水瓶にあったような大きな魔法陣が描かれている


「これが虫除けの魔法陣でしゅかね?」

ー肯定。コノ魔法陣デ地下室全テヲ結界デ覆ッテイマスー


魔法陣をよく見ると発光が薄くなっているところが多々見つけられた


ー魔力切レ間近デシタネ。ココガ害虫ヤ害獣ニ襲ワレテシマウト、生活二不備ガ出テクルノデ、コマメニ魔力ヲ補充スルヨウニシテクダサイー

「了解でしゅよ」


ただ使用頻度が少なかったせいなのか、魔法陣がきちんと稼働しており、中で苦手な奴らと対面する事はなさそうだ。

発光が薄くなっているのが気になるので、水瓶と同様陣に触れ、魔力を注入しておく


ー魔力ノ扱イニカナリ慣レタヨウデスネー

「そうでしゅか?」


ここの魔法陣でも父さんの魔力がきちんと導いてくれてる感じがすごくあった


「施錠解除」


ガチャという音ともに扉が内側に開いていく

冒険が始まる感があるが、この先は大量のストックエリアなのだ。

開いた扉の先にあったのは、無数のラックが置かれたストックエリアだった。

ざっと見ただけでも生活用品のストックがきちんと並んでいる。


「これは父さんが?」

ー肯定。コウイッタ管理ナドハ、リクト様ガ行ッテイマシター


ちらっと見ただけでも、きっちりラベル管理されてるようで、父さんが几帳面であっただろう性格が反映されたストック部屋だった。





…やっぱりこういうのはうちの家では母さんじゃないんだな〜


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