お腹がすきました…
あっという間に魔力網に入れられていたマンドレイク達が小屋に運び込まれて…圧巻。
あの小さな体のどこにそんなパワーがあるのかっていうぐらい、自分の体より大きなマンドレイクを軽々と持ち上げてスキップで小屋に入っていく姿は何の絵本かと思ったよ
「ナナ様ありがとうございました」
「ううん。これでどれぐらいもちましゅか?」
「一月は充分やっていけましゅ」
「いやいや今後ともよろしくお願いしましゅね」
レン君が深く頭を下げてくれるのでこちらも同じく頭を下げる
「じゃあ僕は家に戻るんで、もし何かあったら母屋にきてくだしゃいね」
「はい!」
「じゃあこの扉は閉めとくでしゅね」
ネズミ達が開け閉め出来ない方の扉をゆっくり閉めた
これで各槽のスライム達の空腹も解消されるはずなのでよかった
「ひとまず家に帰るでしゅかね…」
ぐぅぅぅぅ
「あ…」
よく考えたら他人の空腹ばっかり解消して、自分は回復薬という名の水を飲んだだけだった…
「…お腹すいた」
ー庭ノ畑ニマンドレイクガイマスー
いや、マンドレイクの調理方法とか知らないし…他に何かないんでしゅか?
ー地下ニパスタノ在庫ガアルハズデス。庭ノバジルヲ使ッテ調理スルノハイカガデショウ?ー
「採用!!!」
パスタ!!
久しぶりのまともなご飯!!
待っててパスタぁぁぁぁぁ!




