存じ上げない拡張工事
昨日一日お休みをもらい、新しい展開に進む為の執筆時間を頂きました。
今日から新章です…多分。
森を特に何の危険もなく進み、視界に家と竜騎士たちの宿舎が見えた時、胸にこみあげる物があった。
すごく久しぶりに家に帰った気になるのはきっと内容が濃すぎる町での体験のせいだろう。
「……?」
見慣れた家のはずなのに……1週間も家から離れていたわけじゃないのに……見慣れない物がある。
「あれ……なんだ?」
家から少し離れた場所に見慣れない池、しかも結構デカい。
一瞬グラートニアタートルが池を拡大したのかと思ったけど、グラートニアタートルの池とは反対側だし、グラートニアタートルの池は池で拡大してる……
「…え?なにこの状況…」
うちの家の誰かがやらかした事が確定してる。問題は誰がやらかしたかによって規模が変わってくる。レン君のやらかしぐらいならば、まだ近隣に影響しないだろう……問題は亀と木である……
彼らのやらかしは正直、近隣生態系に重要な打撃を与えてしまう。なんならこの世界にまで影響を与えてしまうのだ…。
「まじかよ……」
グラートニアタートルの池は最悪埋めればいい。あのもう一個の池がやばそうな雰囲気がプンプンするのだ。
「リフィさんや……あの池何ですか?」
ー池デハアリマセンー
…池じゃない?湖?…そんなにデカそうには見えないけど…
ー正確ニハ温泉デスー
「…はい?」
うちの家の周りに温泉なんてなかったし、温泉の源泉も見た事ないですけど?
ー無理ヤリ作ッタ的ナ?ー
……どうやったら温泉の源泉なんて物が作れるんですかね?
ーゴ神木ト、シスターズノ力ガアレバ、大抵何トカナリマスー
いやいや…何とかなるにしても何とかしちゃダメなやつですよね?それ…
ー今回ハインフェルノドラゴンノ生育場ガ必要デシタノデ、好キナヨウニヤラセマシター
「あぁ……あの池の端っこに立派に置かれてる丸いのって……インフェルノドラゴンの卵か……」
ー本来ハ火山ナド火属性ノ強イ場所デ育ツベキ個体デスノデ、水属性ガ強イコノ家ノ環境デハ些カ火属性ノ力ガ不足デス。デスノデ水源ヨリ遥カニ深イ場所カラ火属性ノ力ヲ引ッ張ッテキタヨウデスネー
「…簡単に言うよね」
ー途中二水源ヲブチ抜イタ事デ温泉二ナッタヨウデスー
なるほど………じゃないわ!!!
ーチナミニ毎日畑ノマンドラゴラ達ガ温泉二入浴スル事デ、温泉ノ回復効果ガ爆上ガリ、マンドラゴラカラ落チタ泥ガ温泉ノ底面二蓄積サレテイテ、美白効果ビックリノ泥パックトナッテイマスー
いらない……そんな副産物求めてない……
ってか…マンドラゴラ、植物なんだから……歩くなよ。
家に着く前に……胃の痛みで倒れそうだ。




