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メリンダの反省2

ナナ君に関してはもう5歳児と考えるのはやめておいた方がいい…まずインフェルノドラゴンに一人で立ち向かうなんてS級と呼ばれる冒険者でも無理だ、しかも実質かかった日数は1日。


…もうわけがわからない。


これを考え出した時点でボトルの酒が3分の1減った


彼の行動を考えるたびにお酒が止まらなくなり……ぶっちゃけ考えるのを諦めた。


きっと彼は私の思考など遥かに超越した人物なのだ、なんといってもリクト様の子供。

神に寵愛された子供に違いない。

新しい属性の発見なんて…じゃなきゃありえないだろう…




引っかかる事があるとすれば………子供らしさが彼には無い。

おもちゃ売り場へ連れて行った時には嬉しそうな素振りも見せてくれたが、周りにいる子供たちのようではなかった。


「ねぇ…ナスダン。ナナ様を喜ばせるのってどうすればいいのかしら?」


自分だけでは答えが出なさそうなので、横にいる執事に問いかけてみる


「そうですねぇ…ではこういうのはいかがでしょうか?」


執事が提案してくれた事は素晴らしかった。


「きっとナナ様は急いで大人にならなければならない事情がおありだったのでしょう…ならば、本来子供が経験すべき事を経験されていないのではないでしょうか?」


二コリと笑う執事。

それにメリンダも笑みを返すと、やるべき事が見つかったのですぐに動かなければならないとソファから立ち上がり、深夜だがロックスウェル商会へ向かう。


「いってらっしゃいませ」と見送った執事は、メリンダが残したグラスとボトルを綺麗に片付け、その部屋を後にした。

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