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妹の属性チェックしてみよう!

犯人のメイドを玄関で警邏に引き渡して、メリンダが警邏に必要事項を伝えた。後は執事長が対応してくれるらしいのでメリンダと一緒に再びラナの元に向かう。


「さて!ナナ君、ラナちゃんのお祝いなんだけど…ケーキと、食堂の飾りつけはもう手配したわ。食堂で良かったかしら?」

「ありがとうごじゃいましゅ」

「お祝いの服なんだけど、普通は覚醒した属性に沿って色とか形を合わせるの。覚醒が済んでる状態であれば寝てても属性はわかるからそれで手配させてもらうわね」

「はい!」


…さすが大商会の娘というか、さっきお願いしたとこなのに段取りがすさまじい。


「本来ならフィース様の娘の覚醒イベントなんて大行事、城で行われるべきなんだけど…ほんとにうちでいいのかしら?」

「いいでしゅ!人も呼ばないで……ロックスウェル家のみんなにお祝いしてもらえたらそれだけで嬉しいでしゅ」

「わかったわ。でもきっとリクト様もフィース様も祝いたいと思うの…何度お祝いしても大丈夫だって事だけ覚えておいて…私の時なんて10回以上されたもの……」


子どもたちが少し見ないうちに二人とも覚醒が終わったなんて言ったら……首都に行ったらまず母に泣かれそうだ……


「あい!近々首都に行こうと思ってるでしゅ…その時お母さんにはお祝いして貰うでしゅ」


メリンダに頭を撫でられる。

ラナの覚醒祝いの打ち合わせを他にも話しながら歩いていたら、すぐに部屋についた。


「まだラナちゃんは寝てるのよね?」

「あぃ…朱果からの連絡もないので…」


メリンダが中のラナを起こさないように静かに扉を開き、中に入る

ラナは先ほどと同じ大の字のまま、朱果が少しこちらに反応したけど、特に何をするでもない。


「あらあら…」


メリンダが笑みを浮かべながらラナを静かに抱え上げ、もう一度ゆっくりと下し上掛けをかける。

大の字だった寝姿がキレイな寝相になった。


うん…僕には出来ない。


「じゃあちょっと覚醒した属性を見せてもらうわね?」


メリンダが手に魔力を集めたところで朱果が警戒して、メリンダとラナの間に移動する。


「朱果、大丈夫でしゅよ。ちょっとラナの属性を調べるだけでしゅ」


僕が朱果を撫でてやると、警戒を解いて元の位置に戻った。

ラナの優秀なボディーガードである。


「朱果ちゃん驚かしてごめんね~。ちょっとだけラナちゃんの額触るね~」


朱果が再び警戒しないように、メリンダが朱果に語り掛けながらラナの属性を調べる


「??」


メリンダがラナの額に手を当てた後、困惑の表情を浮かべてる。


「どうしたんでしゅか?」


何かあったのか……慌てて僕もラナを鑑定にかけてみる

今のラナの状態が頭の中に表示されていく

名前、身長、体重……健康状態……どれも問題ない。

属性 管理




ん?



朱果さんや……ちょっとお話がありますよ?

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