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個人情報を渡すには…
すみませぬ。昨日まるっと一日外出していたので、今日は短いです
朱果から送られてきたこのメイドのデータをどのようにして渡すか
…先を歩くメリンダについていきながら考える。
…朱果からのこんな個人情報バリバリの物をそのまま渡したら、僕が犯罪者になってしまう。
だけど偽名を使用していることや、セントヴィアージュ教会との関わりは報告したい。
ぐぬぬ……すべてがわかっているのにそのまま伝えられないジレンマ。
「あの…メリンダしゃん」
「ナナ君なぁに?」
さっきメリンダがこの子は教会からの紹介だって言ってたな…ならば教会との繋がりは調査してくれるだろう…問題は偽名の方で…
「このジョリンって子…どうなるんでしゅかね?」
「ジョリン?誰かしら?」
僕は無言でメリンダに担がれた子を指さした。
「……この子はチアって名前よ…」
「朱果が……この子が爆発物を預かった時に聞いた名前が…ジョリンだったから…」
「そう……偽名を使ってうちに来たのね……ありがとう、ナナ君」
よし…ミッション完了である!




