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妹の覚醒

朱果からの連絡をもらってメリンダと慌ててロックスウェル家に向かう。


まさしくドタバタだ…


「ラナちゃんが目覚めるって…うちで何かあったの?」

「普通に覚醒が終わったみたいでしゅ」


朱果の様子からなにかトラブルが起こった様子では無かった…予定通りに覚醒が終了しての目覚めのはず

覚醒については勉強不足だったけど……ラナが関わる事なので必死にあの後勉強しましたよ?


「ラナちゃんの年齢で…もう覚醒から目覚めるなんて……やっぱりリクト様のお子様は恐ろしいわね……」


僕のような無理やりな覚醒じゃなくて、ラナの覚醒は彼女が持ってる力の自然現象だ。

彼女はきっと僕よりずっと才能がある。母と父の良いところを最適化して的確に受け継いでる。

ほんとに素晴らしい…妹自慢を始めたら……止まらない。


「ラナがこれからどれほどの覚醒をするかわからないでしゅけど……」


覚醒数が大樹の枝だとしたら、最初の覚醒は大樹の幹を司る大事な覚醒なのだ。

彼女がどんな覚醒をしても全てを受け入れる…


ただ…出来る事なら、彼女には苦労しない道を歩んでほしいと願う。


……2歳児に対して…嫁に出すみたいな事を考える5歳児………シュール


いや…嫁になんて……うぅ……俺の屍を超えて……うぅ

ラナが嫁にいくとか、想像するだけで泣けてくるんだが……


ー妹離レノチュートリアルガ要リマスカ?ー


その程度で俺の妹ラブは抑えきれない!!


ーラナ様二駄犬ヲ見ツメル視線ヲマスターシテ貰イマスー


やめて!!!うちのラナちゃんに余計な事を教えないでっ!!!

ラナにそんな目で見られたら死ぬ……


「……ナナ君?大丈夫?」


どうやらリフィとの会話で七面相していたらしく、メリンダに心配される。


「いや…なんか色々と想像しちゃって………」

「そうよね……最初の覚醒って大事よね。うちでお祝いしてもいいのかしら?」

「お祝い?」

「えぇ、最初の覚醒を終えたら家でお祝をするのがこの国では普通よ?」


なんてことだ!…ラナには与えられる当たり前を一つでも取り逃すなんてありえない。


「メリンダしゃん!!!僕のこのカードの残金全部使ってもいいでしゅ……ラナにお祝いを…お願いしましゅ!!」


ラナ…待っててね!!お兄ちゃんが最高の覚醒イベントをしてあげるからね!!!

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