蛇あらわる
すみません。体調不良により、ちょっと不定期更新になります。
マーチンjrと元の場所での合流を約束したその時・・・一際大きな波が到達した
『・・・!?』
そして湖の真ん中に突如現れる噴水のような水流・・・
『なっ・・・』
水流が流れ落ちて姿を現したのは3つの頭を持った大蛇だった。
『亀・・・亀・・・亀・・・おのれ・・・また性懲りもなく我の前に・・・』
・・・どうやら、亀達の知り合いのようである。
『マーチンjr、知り合いでしゅか?』
『・・・ふむ?気配はいつぞやの蛇に似ている気がするが・・・頭が3つになっておる』
『・・・いつぞや?』
『今さっき言っていた地底湖におった蛇に似ておる』
・・・似てるんじゃなくてそれだろうよ。と突っ込みたいが今はそれどころではない
『・・・インフェルノドラゴンが到着するまでに何とかしないとダメでしゅよ』
『問題ないさ・・・頭が3つになろうとそう強さは変わらんだろうよ』
いや、変わるだろうよ・・・かなり進化したんだろうよ・・・
『亀よ・・・いい機会だ・・・あの時の恨み・・・今ここで晴らしてくれる・・・』
うわ・・・すごい恨んでるし、もう話し合いの余地無しで戦闘決定な感じにレンの顔がどんどん蒼くなっていく。インフェルノドラゴンが到着するまであと1時間もない・・・
・・・しかもこの蛇、レンの知識の中で検索するにどうみてもキングスネーク・・・SSランクのモンスターである。どうやって乗り切ればいいのか考えても何も出てこず・・・
そんな中でマーチンjrの居る場所から放たれる閃光・・・
『あ・・・』
何だかちょっと前に見た光である・・・
そして吹き飛ぶ蛇の頭の一つ・・・
『ギャァァァァァァ!!!』
『やはりそんなに強くないぞ・・・』
・・・そういう事ではない。
閃光が飛んでいったのは街の方向で・・・今頃すごい騒ぎになっているに違いない。
遠くなりそうな意識を何とか維持し、慌てて設置した杖の結界を発動させた自分を褒めたいと思ったレンであった。




