始まり・・・
めしうまーー!!オレンジジュースじゃお腹は膨れなかったらしく、用意してくれた料理のほとんどを食べきった・・・チキンライスに旗が立ってたのはものすごく恥ずかしかったが・・・ってかこの世界にもお子様ランチがあるのが驚きだわ
「はぁ・・・美味しかったでしゅ・・・人に作って貰った料理久々に食べました」
言ってて思い出したんだが、そういえばそうだ・・・久しく人に作って貰った物を食べた記憶が無い
竜騎士団の料理は食べた事ないし、残ったやつらはうちに食べにくる・・・
「・・・?料理・・・ナナ君出来るの?」
「まぁ一通りは・・・」
「女子力が私より高い5歳児って何なの?」と小さな声が聞こえてきたが・・・聞こえなかったフリをしておこう。
ーナナ様、準備ガ整イマシター
・・・ついにやってきてしまった
「あーメリンダさん、そろそろ始まりそうなので・・・もし僕が寝てる間にラナが起きたら、朱果が基本的な面倒は見ますのでサポートだけしてあげて下さい」
「・・・わかったわ」
厳しい表情のメリンダさんを見ると、僕がこれからする事がいかに危険を伴う事なのかわかる。
「安心して・・・何があってもラナ様はご両親が来るまできちんと預かるから」
何もないからね!!!!ちゃんと帰ってくるからね!!
という言葉を発しようとしたら、突然大きな頭痛に襲われ・・・僕の意識はブラックアウトしたのだった・・・




