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癒し系スライム

亀集団に囲まれながら、フードにしがみついているレン君を何とか引き離し、マーチンjrの背中に乗せる。


『いや・・・あの池のどこにこれだけの個体がいたんでしゅか・・・』


とかぶつぶつ呟いてたけど、スルーして後の事はレン君に丸投げスルー。

そして僕は一番の目的を探す


『ぷぎゅっ!ぷぎゅ!!』


森の中から赤い個体が飛び出して来た時ほんとに泣くかと思った。数時間しか離れてないはずなのにこんなにあのぷよぷよボディが恋しくなるとは・・・


「しゅかーーーーっ!!!」

『ぷぎゅぅぅぅ!!』


朱果も胸元に飛び込んできてくれて、感動の再会・・・のはずなのに、朱果はとっとと僕の胸から動いて後ろで抱えているラナの元に向かってしまう。


「・・・」


・・・いや、いいんだけどね。ありがたいんだけどね・・・



ちょっとさみしぃぞ。


ー朱果ト無事合流デキタノデ、ナナ様ハロックスウェル家ニ向カイマショウカー


「・・・」


いやぁ・・・やっぱあの頭痛を思うと、足取りも重くなるよ


ー大丈夫デス。次ハ即意識失イマスノデー


いや、それはそれでめちゃ怖いんですけど!?


嫌だなぁ・・・行きたくないなぁ・・・


ーナナ様、急ガナイト脳内血腫ガ拡大シテシマイマスー


「え?」


ーマダ現時点デナナ様ハ回復魔法ヲ習得サレテマセンノデ、脳内ノ魔溜ガドンドン膨レテイル状況ナンデス。作業以外デ頭痛ガ起コルト厄介デスノデ・・・ー


そんな事言われたら心無しか痛い気がしてきた!!!


「レン君じゃあ後頼んだよっ!!!!」


慌てて僕は行きにはレン君が入っていたフードに朱果を収め、浮遊ボードに飛び乗る。


『出来る限り早くしてくだしゃいね!!!!!』

「らじゃー!!!」


レン君の返事を聞く前にすでにボードは上昇を完了し、後は踏み込むだけになった。


「朱果、ちょっとスピード出るけどゴメンね」

『ぷぎゅ♪』


朱果の楽しげな返事にきっとここに来るまでの亀達の競争も楽しかったのだろうと予想出来た

なんて考えてたら行きと同じGが体にかかる・・・


「やっぱこの世界僕に全然やさしくなーーーーーい!!!!」


という叫び声とともに僕は街へ戻るのだった。

ついったーやってます

@poko_taneda

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