隠しフラグ
受付でドルフと何やら話していたレン君を摘んでフード部分に放り投げ、急いで建物の外へと向かう。
多分マントのせいで一瞬何が起こったのか理解出来なかったであろうレン君も外に出る頃にはフードから顔を出して肩からこちらを伺っていた。
『ナナ様。慌ててどうしたんでしゅ?想定外の事でも起きたでしゅか?』
「想定外っちゃ想定外でしゅ。亀達が後少しで着いちゃうでしゅ」
『早いでしゅね』
「予定よりかなりね」
とりあえず外に出て鞄から浮遊スケーターを取り出す。速度はそんなに速く無いけど、歩くよりは全然いい。飛び乗って走りだすもスピードは変わらない。足でキックボードのように蹴ると少しは速くなるけど、足の長さ的に結構辛い動きだ
「森の入り口で待ち合わせしたんでしゅけど、間に合わなさそうで・・・何か起きたら大変でしゅ・・・」
『マーチンjrとの通信は?』
「着くって連絡は取れたんでしゅけど、それ以降応答なしでしゅ」
『ふむ』
街の中は警報のおかげか人影がなく、スムーズにスケーターが進めるのだがいかんせんスピードが出ない。
『・・・うーん。ナナ様少し上昇して加速するでしゅ』
「え?何その機能・・・」
『もしもの為の緊急ボタンでしゅ。水精霊の下に足で踏むボタンがあるでしゅ』
・・・隠れフラグがこんなところにも立ってた
でも今はそんな事を追求してる暇はないのでとりあえず言われるままに水精霊の下に足をつっこんで車のアクセルのようなボタンを押してみた。
「!!!!!」
突然のボードの上昇に体にGがかかる。
「なっ!!なっ!!」
あっという間にボードが高さ100m近く上昇した。
『もう一度押すと前進するでしゅ!』
やだと言えない雰囲気に・・・泣きそうになる
声にならない叫びとともにもう一度足のボタンを押す
緩やかな前進からどんどんスピードが加速していく。
・・・ぎゅんってスピードが出ると思ったから、ちょっと優しさを感じでしまうよ・・・
そして止まらない加速。
「やっぱ全然やさしくねぇぇぇぇぇ!!!」
という声とともに街の上空を僕は飛行するのであった
ついったーやってます
@poko_taneda




