応答せよっ!!!
突然お休みしてすみませぬ。8月いっぱいこの状況となります
何だか絶望的な情報しか入ってこない頭痛の中、さらに頭の中に何かが流れ込んでくる。
マイクがハウリングを起こしたような不快音。あのピー!!ガー!!!っていう音ですよ。
「・・・まじで死ぬる」
【あー、あーっ!!マイクのテスト中、マイクのテスト中。聞こえてるなら応答してくれ】
しばくぞ・・・こら…
「マーチンjr・・・聞こえてるでしゅ・・・」
【そうかっ!!!!あのな!!!】
なんで脳内通信なのに声が叫んでるようなデカい音で聞こえてくるんだろうか・・・
いや・・・このままのボリュームだったら会話なんて無理・・・今すぐ気を失いたい。
「あのさ・・・全然聞こえるから・・・もう少しボリューム下げてくれると助かるでしゅ」
【?これぐらいか?】
そうそう・・・そんな感じで・・・
【さっき家を出発した亀部隊から通信がきてな、あと10分ほどでつくそうだ】
「・・・早くない?」
まだ1時間たってないと思うけど?
【誰が最初に到着するかレースをしたら凄まじいスピードが出たらしいぞ】
・・・朱果大丈夫か?
【面白そうだからな、俺も帰りには参加しようと思ってるぞ!】
「え?」
それ僕が乗ってない上での話ですよね?
とにかく帰りの話なんて今はいいんだよ・・・
「亀達に街近くまで来ないように言ってくだしゃいね。森の入り口辺りで集合な感じで」
【了解した】
「じゃあ10分後に・・・」
マーチンjrと会話していたらいつの間にかさっきまでの頭痛が引いてた
「?」
ー動カレルノデヒトマズ休止デスー
よかった・・・けどまたあれをやるとなると・・・始めるのに3倍の気力がいりそうである
「じゃあ・・・まずレン君をピックアップして・・・入り口に向かいましゅか・・・」
そういえば来る時ロックスウェル家の馬車に乗ったりしてるし・・・10分後ってかなり時間厳しいのではないだろうか?
「い、急ぐでしゅ!!」
僕の横でソファに気持ちよく寝ているラナを抱っこ紐でもう一度抱き上げる。
一瞬持ち上げた時に起きるかと思ったけど、やはり眠りは深いようでそのままだった。
「やばいぞーーー!!!マーチンjr!!マーチンjr」
30分後にしてもらおうかと必死に問いかけるも一切応答がない。
「何で!?」
脳内通信で着拒って出来るのかよ!?
「レンくーーーーーん!!!!!!」
叫びながら応接室を飛び出ていく僕の姿は一体周りにどのようにうつるのか・・・
・・・あ、マントのおかげで全く視線が向いてこないや。
すげぇなこのマント・・・
ついったーやってます
@poko_taneda




