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マッドな顔

「は?インフェルノドラゴンが襲ってきてて・・・グラートニアタートルで迎撃する?」


カレニアさんが合流した後に今後の事を説明したんだけど、最初から思考が停止してしまってるのか、こちらの反復しか言葉が帰ってこない。


「・・・一応街には被害が出ないようにする予定でしゅが、避難権の有無に関わらずとにかく結界内に全部人を収容所して欲しいんでしゅ」

「・・・インフェルノドラゴン・・・グラートニアタートル?」


うーん。・・・カレニアさんの思考が帰ってこない。

ドルフさんは先ほどから僕とレン君の会話を聞いていたので、カレニアさんよりは平常心だと思う


「・・・確かにインフェルノドラゴン相手では、そこ辺の冒険者など小石と同じだな」

「結界外に居るのは自由でしゅが、その場合命の保障は出来かねましゅ」


それでなくても殺さず抑えておくという鬼畜難易度のミッションをこなさなくてはならないので、レン君に街の住人への気遣いなど余計な負担はかけたくない


『ドルフ、この付近の地図あるでしゅか?』

「あぁ、あるぞ」


レン君の問いかけにドルフさんが答え、奥の机から大きな巻き紙を持ってきた

それを応接室のテーブルに広げる。


『ナナ様ここがヴァールでしゅ』


うん、確かにヴァールって書いてある


『インフェルノドラゴンを迎撃するのはここでしゅ』


レン君が指した先にはドーラ湖と書いてある


「湖?」

『でしゅ・・・インフェルノドラゴンが火属性に対してグラートニアタートルは水属性。少しでも優位な状況で迎撃したいので、ここに結界を張ってインフェルノドラゴンを抑えましゅ』

「・・・結界って?」

『ふふっ』


あれ?・・・レン君のあの顔・・・マッドサイエンティストなお顔なんですけど?


・・・どうしよう。インフェルノドラゴンの襲撃よりもうちのネズミの迎撃方法の方が不安になってきたんですけど・・・

ついったーやってます

@poko_taneda

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