メリンダのフラグ
やっと落ち着いてきました_:(´ཀ`」 ∠):
2.3日で朝投稿復活出来そうです
メリンダさんは僕を部屋の前まで連れてくると、「じゃあね」とカレニアを呼びに家に戻っていった。
扉の前に置いていかれたのだけど・・・勝手に部屋に入るのも失礼なので、一応ノックする。
コンコン
「どうぞ」
低い声が帰ってきて、ひゃって声が出てしまった。
「し、失礼しましゅでしゅ」
誰かいるならメリンダさん・・・中まで連れて入って欲しかった
「おや?君は誰かな?」
部屋の中には見た目エレガントな、でもあきらか雰囲気やばい人がおじ様がいて・・・この人が多分ギルドマスターのドルフさんなのではと推測する。
部屋に入ったらフードからレン君が出てきた。
「あぁ。レン、久しぶりですね」
『うん。でも今は挨拶してる場合じゃなさそうでしゅ』
「・・・?」
『ナナ様、リフィがインフェルノドラゴンって言ったんでしゅか?』
「・・・何の話です?」
いやいや、インフェルノドラゴンって聞いた途端におじさまの眉があがって何かスイッチ入っちゃってるよ?
何だか僕が参加できない難しい話の展開っぽいのでとりあえずカバンの中から水を出して喉を潤す。
『この街に向かってる脅威でしゅよ』
「そんな馬鹿な・・・インフェルノドラゴンはゴフェ火山で眠りについてるはずでは・・・」
『確かな情報でしゅよ・・・早急に対策をとるでしゅ』
「しかし・・・古龍相手では対策といっても・・・」
ード馬鹿聖女ガマタヤラカシタヨウデスヨー
「ぶはっ!!!」
リフィが突然呟いた言葉に思わず飲もうとしていた水を噴き出してしまう。
そして集めてしまった視線・・・ごめんなさい
「・・・そういえばレン、このお子様は?」
『ナナ様はリクト様の子供でしゅ。ナナ様大丈夫でしゅか?』
「あ・・うん大丈夫」
「ではリクト様も街に居られるのですか?」
『居ないでしゅ・・・聖女の後始末でリクト様もフィース様もまだ戻られてないでしゅ』
「なんと・・・」
・・・このドラゴン騒ぎも聖女の仕業ですとか言いにくいんですけど・・・
リフィ・・・聖女ってこの国滅ぼしたいのか?
ー聖女ノ思惑ハワカリマセンガ、リクト様トフィース様ニ関連ガアル事ダケハ確カデ、森ヲ焼キ払ウ為ニインフェルノドラゴンヲ目覚メサセタヨウデスー
も、森焼き払われたら家が燃えるじゃん!!
ーアノ家ハ燃エナイデショウガ・・・森全部ガ今ノ家ノ周リノヨウニナルデショウネー
つまり焼け野原じゃん!!
そんなの嫌だし困るよ!!!
『ナナ様?リフィから何か聞いたでしゅか?』
「インフェルノドラゴン?が森を焼きにくるって・・・」
「何ですと!?森を!?あの森がなくなってしまえば・・・この街は立ち行かなくなります」
いや僕のうちもですよ?
せっかく安穏な生活が出来そうなのに、またサバイバルな環境には戻りたくないです
リフィ・・・その龍何とかならないの?
ー聖女ニヨッテ思考ガ支配サレテル状況ミタイデスノデ、ソレヲ解除スルシカ方法ハ無イカト・・・ー
じゃあ解除しよう!!!
ー現在コノ街ニハ聖女ニ勝ル魔法ノ使イ手ハイマセン・・・トイウカリクト様グライジャナイデスカネ?ー
終わった・・・森が終わってしまった。
ータダシナナ様・・・貴方ノ魔力量ナラ可能性ガアリマスー
あぁ・・・メリンダのフラグはかなり大きな旗めくフラグらしい・・・
ついったーやってます
@poko_taneda




