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インフェルノドラゴン

冒険者ギルドは活気があるというよりは混乱に陥っていた。カウンターでは怒号が響き、テーブルに座る冒険者達も一瞬即発な雰囲気が隠せていない・・・とてもじゃないが5歳が初めてくるギルドではない


「レン君・・・ここで何しゅるんでしゅか?」


どう考えてもお子様はお呼びではないのだ

何なら視線が合うだけでいちゃもんをつけられそうである。実行されていないのは後ろにメリンダさんがいるからだろう。


『ドルフに会うでしゅよ』

「・・・ドルフ?」

「ドルフ様はそんな簡単に会える相手じゃないわよ」


・・・だからドルフって誰だよ?


ードルフトハ、コノ街ノ冒険者ギルドマスターデスー


「リフィ!」

「きゃっ!!ナナ君・・・突然どうしたの!?」

「あ、何でもないでしゅ・・・」


危ない危ない、リフィとの会話は独り言みたいなもんでレン君とかリフィの事を知ってる人の前だと平気でもそれ以外だったら独り言が多い変な子に見えてしまうんだ。


ーソウナラナイヨウニ出テキマセンデシタガ、ソウモ言ッテラレナクナリマシター


え?何?どういう事?


ー現在コノ街ニ世界最大級ノ脅威ガ迫ッテイマスー


えぇ・・・世界最大級ってそんな・・・アトラクションじゃあるまいし・・・


ーレンニインフェルノドラゴンガアト2時間デ攻メテクルト伝エテ下サイー


「インフェルの?」

「さっきから・・・どうしたのナナ君?」

「いや・・・ちょっと・・・レン君、リフィが」

『リフィが何か言ってきたでしゅか?』

「・・・うん。インフェルノドラゴンが攻・・・」

『ナナ様ストップでしゅ!!!奥に部屋用意してもらって・・・そこで聞きましゅ。メリンダ、事態は最悪な形で現在進行形でしゅ。部屋を用意してもらったらすぐカレニアを呼んできて下しゃい』

「わ、わかったわ」


メリンダがカウンター前の人を押し退けて特攻していく。


・・・ラナ連れて家に帰りたいなぁと思う僕は・・・薄情なんだろうか?

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