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万事おっけー!

聞いてください!

最終的に全部引き取って貰えました!!向こうからしたらもうほんと捨て値に近い金額で申し訳ないと謝られたけど・・・なんら問題ない!だって何と全部で5千万!!無一文から一気に金持ち!!ヒャッハーと叫びたいのを我慢して、にっこり微笑んで交渉成立させましたよ!

特に問題だった亀の皮はどうやら優劣がつかないように各国の研究機関に送られるらしく、素材担当の人が蒼い顔で倒れそうだったけど頑張って頂きたい。

もし必要ならば定期的な納入も約束して、お互いwin-winな関係になれたと思っている。


「・・・それにしてもとんでもなかったわね」

『本当ならジャイアントムカデの素材もあったでしゅけどね、それは竜騎士が持って帰りました』


いやいや・・・レン君あれを僕が倒した事は内緒だからね!


「普段なら悔しいんだろうけど・・・これだけ他の素材があるなら別に一つぐらい国にくれてやってもかまわないわ。ここにある素材を全部オークションで売り捌いてもかなりの期間かかるしね」


オークション…自分的には元世界で中古品を安く買うっていうフリマのイメージが強いけど、本来は絵画とかの美術品を取引する高額な場なんだよなぁ・・・別世界だな。


「なんならナナ君とレイ君も参加する?」

「?」

「オークション、ギルド主催の物に出す予定だからうちの商品以外にも出品されてて面白いものもあるかもしれないわよ?」

「あー・・・そういうのはやめときましゅ」

『僕も人混みは嫌いだから別にいい』

「あら残念。気が変わったらいつでも言ってね」


こういう時、誘ってきてもすぐ引いてくれる人は好印象だ。たまに無理やりにでも連れて行こうとする人もいるよね。


「じゃあ、取引も済んだし・・・お金は確か50万を細かい現金で、他はうちで預かっておくって事でいいかしら?」

「あい」


そう、子供がお金をたくさん持っていてもいい事はあまりない・・・というか50万でも充分大金なので注意しなくてはならないのだが、余ったお金はロックスウェル家で預かってもらう事にしたのだ。

父さんも魔導具の店で同じような事をしてるので、相談してみたら快く引き受けてくれたのでありがたい。


「じゃあお店の時間もあるし、早速そのお金で必要な物の買い出しに行きましょうか」

「え?カレニアさんも来るんでしゅか?」

「必要な店をうちに呼ぶのよ」

「・・・・」


・・・わぉ、ブルジョワジー。

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